「自民・非公認議員に刺客は立てず」刺客を立てないと本気度は見えない
石破が、世論に押されての事だろうが、6日に裏金議員を公認しないと言い出した。
それは朗報だとは思うが、石破の場合、本当に実行できるか、厳しい判断をするかどうかを見てみないと・・
この人の場合、すぐに腰砕けになる可能性があるから・・・
そしてこの記事によると、裏金議員非公認でも刺客は立てないと。
かつての小泉の郵政解散総選挙は、刺客を立てたからこそ小泉の本気度が分かったのだが、今回、石破はそこまでの本気度があるのかどうか。
>自民、非公認議員に「刺客」は立てず 再選できれば「みそぎ」認める 10/7(月) 5:00配信 毎日新聞
>自民党は、派閥の政治資金パーティー裏金事件を踏まえ次期衆院選(15日公示、27日投開票予定)での公認を見送る萩生田光一元政調会長(東京24区、安倍派)ら6人の小選挙区に、対立候補は擁立しない方針を固めた。自民は2005年の「郵政選挙」で郵政民営化に反対する自民系議員に「刺客」を立て、劇場型選挙に持ち込み大勝した例があるが、今回は無所属でも再選できれば「みそぎ」と認める構えで、刺客までは不要だと判断した。
当時、郵政民営化に対する小泉の手法は怖いほど冷血・残酷に見えた。
郵政民営化への賛否両論は未だにあるが、刺客を立ててまで「郵政民営化」をやり遂げようとする小泉の気概や気迫は感じた。
度肝を抜かれたと言っても過言ではないだろう。
そして今回、当初裏金議員公認・比例重複もありで、進もうとしていた石破政権だが、選挙を控えていることもあり世論の声に押されるような形で、突如、裏金議員は非公認と言い出したが・・・
小泉のように覚悟があるのかないのか、その選挙区に刺客は送らないそうだ。
石破の本気度が少しは分る。
どこか自民党内部の反発を怖がってところがバレバレで・・・
しかも選挙に勝てば自民党お得意の「禊は済んだ」とするようだ。
しかし中身はとみると、今のところ安倍派の大物で選挙に強いと言われている議員ばかり6人。
疑いすぎかもしれないが、裏でこっそり、領収書のいらない官房機密費でも渡し裏金議員の支援をするのではと思ったりして。
今後、非公認が増えたとしても、裏金議員全員を非公認とはしないだろう。
今の状況は、トカゲのしっぽ切りや見せしめ感にしか見えない。
本気度があるなら、裏金議員全員非公認、そして刺客を立てるならともかく、この展開はまた国民を騙して選挙に勝ち、石破政権を延命させようととする魂胆ばかり見えてくる。
そして上っ面の改革話にすぐに騙される有権者たち。
私から見たら、苦肉の策の「裏金議員非公認」というある意味自民党は変わったと思わせる事で、選挙の負けを最小限に抑えたい、あるいは現状維持を狙っている感じしかしない。
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