三遊亭円楽さん第一線引退に思う今日この頃
私は落語は知らないしファンでもないけど・・・・
それでも昨日の円楽さん、突然の引退宣言には驚いた。
しかし、それがなんともかっこいい!
こんなに自分が分かっていて、スパッと切れるなんて。
舞台裏からのレポートで、幕がしまった時に立てなくて座り
込んだ姿を見て、あ?まだ体が悪いのかと思っていたら
どうもその時に引退を決意していたと言う。
いろんな人が楽しかった、よくやったと言うのに、本人はロレツ
が、回らないから引退すると言う。
とても人様にお見せする芸ではないと言う。
本人談話
>もう少ししゃべれると思ったが、ろれつが回らず、噺のニュ
>アンスもうまくいかなかった。慈善事業ならいいが、入場料
>を取ってやるには恥ずかしい。80点、90点の出来なら今度
>もとなったけれど、こんな調子で、また恥をかきたくない
なんと自分に厳しい人か!
弟子や評論家は必死に翻意させようとしていたが、本人の
意志は固かった。
インタビューを聞いていて、本当に自分に厳しい人だというのが
よく分かったし、引き際が見事だとも感じた。
まだこんな人がいるのだぁ・・・・・・
今の日本に、こんなに見事な散り際を見せてくれる人がいる
いつまでもしがみ付いている人は沢山見てきたが(特に政治家)
円楽さんのように惜しまれて、まだまだやれると言われても、
自分に嘘をつけないと言って潔く決断する人は、まったく珍しい。
政治家?政治屋?
こんな人間に円楽さんの姿はどう映るだろう。
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コメント
こんばんは。
落語はわりに好きな方なんですが、円楽はそれほど面白いというほどの人ではなかった。
こういう形で高座からすっぱりと引退したので有名なのは八代目桂文楽がいます。言葉だけで笑わすというもっとも難しい芸落語ほどプレッシャーの大きなものはないと思いますよ。だからこそ自殺したりする落語家もいるのです。
寄席へ行けば分かりますが、ファンは厳しいですよ。面白くなければ場内にシラケ鳥が飛ぶだけです。最近の落語家で本質的に笑いの芸に達しているのはほとんどいなくて、笑えないのばかりです。だから政治と一緒で落語も林家こぶ平のような面白くも何ともない才能のない3世あたりが偉そうにしているのです。というより、林家三平自体がまったく面白くも何ともないうるさいだけの落語家ではないショー芸人だったが。
投稿: kabumasa | 2007.02.26 19時36分
こんばんは~kabumasaさん
kabumasaさんはとても落語に詳しいのですね。
円楽さんは、それほど面白い人ではなかったのですか?
私は笑点の円楽さんしか知らないから。。。
寄席は厳しいのですね。
多分目の肥えた人が多いと言う事ですね。
笑えない落語ばかりだから、寄席に行く人が
減ったと言う事かな?
見ていると、お年を召した人が多いですね。
やっぱり面白くなかったら行かないわけで
世襲みたいに、面白くない落語家が真打になったら
衰退していくのは世の常ですね。
投稿: まるこ姫 | 2007.02.26 21時21分
こんばんは~
円楽さんかっこいい~っすよね。
まあ、僕は円楽さんは笑点でしか見たことなかったのですが・・・。
「引き際の美学」なんてニュースには書いてありましたがまさにですね。
第一線は退いたとはいえこれからもがんばってほしいですね☆
投稿: 29番 | 2007.02.26 22時16分
円楽さんの引退、残念です、、、でもあっぱれです。これが芸人、いやプロですね。テレビで昨日の円楽さんの姿を拝見しました御苦労さんでした。それにつけても、、、政治屋さんの国会での居眠り姿、、、全く発言もしない議員さん、、まだ居るね、特にスポーツ界も多いじゃない、それにしても最近の演芸界の後継者は一寸影が薄いじゃない頑張って欲しいですね。
投稿: ゲン | 2007.02.26 22時18分
★ーーこんばんは~29番さん
円楽さんの話芸の域は知りませんが
これだけ、スッパリ自分のことが分かり
引き際を見極められると言うのはすごい
ことですね。
なかなかできることではありませんね。
もう少しもう少しと思う人が多いです。
私は円楽さん、かっこいいと思いました(^^)
★ーーこんばんは~ゲンさん
本当に一言で言えば、天晴れですね。
なかなかできませんね。
円楽さんの姿を見て涙が出てきました。
自分の厳しい人だと思いました。
政治家の場合、病気になっても逮捕されても
しがみ付きますからね。
そういった姿と対照的に、清々しさを
感じました。
野球界でもいますね。
K選手なんかはあんなに怪我ばかりして
よく首にならないと思っていますよ。
自分の見極めがいかに大変かと言う事
でしょうね。
投稿: まるこ姫 | 2007.02.26 22時34分
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
六代目・笑福亭松鶴はろれつが回らなかったですが、その人間性から、ろれつが回らないと分かっていてもとても面白かった。
桂枝雀は自殺しましたが、今でも生きていて欲しかった落語家です。小米の時がとても面白かった。あそこまで、芸を突き詰める人はいなかった。高座に座るだけで笑いがとれた。
人間性が伝わるんですね。
投稿: 愛てんぐ | 2007.02.27 00時04分
こんにちは、愛てんぐさん
そうなんですかぁ
落語って人間性が出るのですね。
それが味となる場合もあるんですね。
面白かったと言われる、笑福亭松鶴さんは
ファンから愛されていたんですね。
自殺した桂枝雀さんは、完ぺき主義者だったのでしょうか?
それとも、悩みがあったとか・・・・
愛てんぐさんは、本当にいろんなことを
知っていらっしゃる。
落語家さんも、後で思い出して貰えて
楽しかったといわれる事は幸せな事ですね。
投稿: まるこ姫 | 2007.02.27 16時54分
まるこ姫殿こんばんわ
笑点の大喜利は円楽師匠になってから
おおきく変わった気がします。
子供でも楽しめるような・・。
あのなんともいえない不公平さが
大好きでした。
非常に残念ですが確かに
インタビューでもつっかえつっかえ
しゃべり家としては辛いでしょうから
これからはのんびり余生を
楽しんでもらいたいものですね~。
投稿: ぽち | 2007.02.27 20時30分
こんばんは~ぽちさん
笑点も長いのでしょ?
大喜利メンバーも老けましたよね。
もう皆さん、老人のような感じが ^_^;
今、ウィキペディアで調べてみたら
円楽さんの前は、三波伸介でした。
そうですね、脳梗塞後の復帰は
いくらリハビリをしても、前と一緒と
言う人は少ないでしょうから。
やっぱり話芸を生業とする人に
取っては、辛い事でしょうね。
これからは後進の指導に当たると言う事
ですから、今度はあまり気を使わずに
楽しんでいただきたいですね。
投稿: まるこ姫 | 2007.02.27 22時07分