光市母子殺害事件、高裁で死刑判決が出たが?
生きて償うのか、死んで償うのか。。
これは永遠のテーマだと思う。
いくら考えても、どちらに本当の真理があるのか分からない。
一般論から言えば、自分の犯した罪に対して死んで償うのは相当
だと考える人が多いのだろうと思う。
私も、因果応報、取り返しのつかない犯罪に関しては死んで償って
欲しいと考えている人間だけども、本当にこれが最高の真理なのか
と、いつも自問自答している。
来る日も来る日もおのれの罪深さや、犯した罪に向き合う事が出来
たら、それが究極の生きて償う事になりはしないだろうかと考えたり
もする。
死刑にするのはある意味簡単な事ではないか
それを誰もが生きて償えと言えるまでに感情を昇華する方がより
難しい。
憎むべき犯人が死んでしまえば遺族は勿論一般庶民でさえ、それ
で、溜飲が下がるかも知れない。
それで一区切りできるかも知れない。
が、遺族の中には死刑でも、心が満たされない人もいると言う。
数少ない人たちかもしれないけど、そういった人もいる。。
エイッ 愛の一押し
しかし本村さんは、本当に立派な人だといつもながら思う。
判決が出た後で、遺族の記者会見があったりしても、ほとんどが感
情的な発言になる。
遺族の身になれば、当然だろうとは思うけども。。。。。。。
本村さんは感情を極力抑えて、中立な意見や公平な発言を心がけ
ているように感じる。
これは中々できることではない。
来年から裁判員制度が始まる。
こういった難しい事例があると、死刑か無期懲役かを判断する事が
できるのだろうか?
感情的にならないだろうか?
テレビや新聞で報道されると、示威的なものに流されないかと、と
れも不安になったりする。
専門家の間でも、無期懲役になったり、死刑になったりする事例を
裁く事は、一般人には荷が重過ぎる。
人の生き死にに係わる判決を下す事が素人に出来るのだろうか?
それも後になって冤罪となったら、判決をした人の心は救われない
し、取り返しのつかない事にもなりはしないか。
この光市母子殺害事件を例に捉えても、裁判員制度は気が重い。。
今ようやく、終わりが近づいたかに見える本村さんも、9年もの間
心の休まる日なかったことを思うと、日本の裁判は長い。
最高裁上告時には、まだ時間がかかるだろう。
☆ーーー☆ーーー☆ー皆様にお願いーー☆ーーー☆ーーー☆
愛の一押しを切にお願いしますm(__)m
苦戦してます^_^;
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コメント
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
最高裁の死刑にしない理由はないと言ったとおり、予想通りの判決でした。
本村さんの功績は、裁判に被害者が必ず傍聴できることになど、数々あります。
この年で色んなこと(加害者に関することまで)を勉強されたと思います。
発言の中身がよく考え抜かれた言葉に、敬服します。
死刑ではなく、極刑を求められていました。今の日本では極刑が死刑でした。
特に、重く受け止めたのは、妻と子の事だけでなく、加害者のことも背負っていくと言っていたことと、殺人が起こされる社会を改めていかなければならないというこです。
殺人は殆どが社会との関係の間で起こったと言えます。
生まれつきの殺人なんかはゼロとは言いませんが、そんなにいないでしょう。
8人斬りの子も、電車で突き飛ばした子も、本人の気質と境遇が絡み合った背景もあると思います。
特に、弱肉強食の、優しくない社会では、こういった反社会的な殺人が増えるでしょう。
こういう確信犯は、死には死でという抑止力は通じません。死刑のために殺人する者たちには効果がありません。
社会にも色々問題があるのに、殺人すればこの社会から抹殺、終身刑はお金が掛かるから、早く消滅させよでは、情けがなさ過ぎます。
それでは、殺人の背景となる社会の問題を改善する動機もありません。
殺人を発想しない、そういう環境を創り出すことが必要ではないでしょうか。
助け合い、落ちこぼれを作らない、誰もが愛され、常に気に掛けて貰っているそんな社会には殺人は少ないと思います。
死刑のハードルが下がりました。
裁判員制度では、死刑の判決がこれまで以上に出される可能性が高まりました。
今、先進国で死刑があるのは日本とアメリカだけで、世界で10番目に多い国です。
他人が死刑の判決を出すのは躊躇しませんが、自分が判決を出すとなると実際に出来るかどうか、大きな問題ですね。
私は死刑には反対なので、裁判員には絶対、なりたくありません。
投稿: 愛てんぐ | 2008.04.22 19時38分
こんばんは、愛てんぐさん
やはり、差し戻した時点で大方の予想はつきましたよね。
ただ結果発表のような感じですね。
そうですね。
本村さんがメディアに出続けて、おかしいことはおかしいと
言ったから、世論も動いたのでしょうし、裁判所の姿勢も
変わったのかもしれません。
前例がないとも言われました。
が、前例は踏襲していたら何も変わりませんから。
前例は作るものでもありますよね。
本村さんの言葉で印象的な言葉がありました。
>社会の皆さまにもどうか、どうすれば犯罪の被害者も加害者も生まない社会をつくるのか、どうすればこういった死刑という残虐な、残酷な判決を下さないでいいような社会はできるのかということを考える契機にならなければ、私の妻と娘も、そして被告人も犬死だと思っています」
この言葉には、感銘を受けました。
残虐な行為を行ったものは即死刑ではなく、死刑を生む社会の構造と言うものも考える、そして死刑にしない社会に出来ないかと。
なかなか言える言葉ではありませんね。
ただ感情に任せて死刑にすれば気が済むというのでも
なさそうです。
私が思うに、9年もの長い間裁判と向き合って、その都度
揺れ動く気持ちもあり、ただ罰すればそれでおしまいとは
考えられなくなったのかも知れないなぁと。。。。
本当に!
これで死刑のハードルが下がりましたね。
来年からの裁判員制度は、怖いです。
この世の中、厳罰化が流れでもあります。
人の生き死にに係わる裁判は特に怖いし嫌ですね。
自分にそんな不遜な事ができるのかと思います。
人を裁くほど、自分は優れていません。
投稿: まるこ姫 | 2008.04.22 21時23分
臨時コメで、こんばんわ。
「死刑」が確定されましたね。
本村さんも、さぞかし、「ホッ」としたのでしょうね。
それにも、関わらず「弁護人」は、「不服で、取り消しを求める」なんて、往生際の悪い人たちですね。
・「裁判員制度」について。
個人的には、あまり出たくないですね。
その人の人生の左右にかかっているだけに、複雑な思いになりそうです。
投稿: H.K | 2008.04.22 22時06分
こんばんは、H・Kさん
コメントありがとうございます。
一区切りはついたでしょうね。
しばし、心が落ち着いたかも知れません。
弁護人は控訴しましたから、まだまだ道は先に
あると思います。
被告が本当に謝罪する境地に達する事を祈ります。
裁判員制度は、なんだか億劫ですね。
人が人を裁く重さを考えると、とても恐怖です。
人の人生を変える権限が私にあるとはとても思えませんから。
投稿: まるこ姫 | 2008.04.22 22時21分
まるこ姫さん こんばんは
本村さんは素晴らしい人ですね。これを機にほんとにみんなでこのような事件が起きない、起こさないためにどうすればいいのか考える場を時を政府も、メデイアもなんか出来ないでしょうかね?
投稿: ゲン | 2008.04.23 21時29分
こんばんは、ゲンさん
本当に!
本村さんの冷静は発言には人として尊敬します。
犯罪被害者の遺族ですから、感情的な発言でも
不思議ではありませんが、本村さんは終始冷静に
公平な発言をされます。
彼の功績は大きいですね。
厳罰化をするのは簡単です。
そうではなくて、国民全体で死刑にまで行かない土壌作り、
社会作りというようなものを考える事も大切な一つ
ではないでしょうか?
国民がけしからんとヒステリックに叫ぶだけでは
同じ事の繰り返しです。
投稿: まるこ姫 | 2008.04.23 22時33分