舞鶴女子高生殺害、捜査関係者の話を恣意的に流す報道
舞鶴で一年前に女の子が殺された事件で、前に大捜索された
男が殺人と死体遺棄容疑で逮捕された。
去年も、いきなり家宅捜索が入り、物々しいテレビ報道があった。
その際、窃盗で別件逮捕されて、男は刑務所に収監中だという。
そして去年のテレビのあおり振りを再現するように、連日報道さ
れだした。
”捜査関係者”と称すれば何を書いても、何を流しても良いような、
今の報道は、とても恐ろしい。
小沢秘書が政治資金規正法の”虚偽記載”でいきなり逮捕されて
来る日も来る日も、おどろおどろしい報道がなされた。
その時も”関係者”談話と称して、誰が見ても秘書は真っ黒けのよ
うなニュースは、意図した方向へ国民は流されて行ったと思う。
その時の再現か?と思えるような、今回の舞鶴の容疑者への報
道だ。
捜査関係者がどれだけ真実を言っているのか知らないが、小沢
秘書と同じような経過をたどっている。
”初めに犯人ありき”のような先入観を与えるような報道は、人権
侵害にも繋がりかねない。
エイッ 愛の一押し
100歩譲って、例え、犯人だったとしても、なんで捜査情報を毎日
リークするのか。
犯人ならば、どんな情報を流しても良いと言うのだろうか?
警察の記者会見では、ほとんど”ノーコメント””コメントを差し控え
たい”と言って、何のための会見だか分からないような会見をして
置いて、今度は連日あること無い事が紙面を飾る、テレビでも報
道でも流されるのは、どう考えても不公平で中立性もない。
正式の会見では口をつぐみ、一方では情報垂れ流し。
どうして、こんなに情報に落差があるのだろう。
裁判員制度がもうすぐそこに迫っている。
重大事件の場合、新聞やテレビで報道されるだろう。
これだけ恣意的な報道がなされては、裁判員になった人間が情
報に押し流されないか心配になってくる。
”推定無罪” と言うよう報道がなされていれば問題ないと思うが、
今の報道は、”初めに犯人ありき””疑わしきは罰する”的な報道
ばかりだ。
前科があるから、今回も犯人だと言うのだろうか。
”小沢秘書問題” も ”北朝鮮ミサイル問題”も、”舞鶴”の場合
も、犯罪性としては比べるべくもないが、”天下の大悪党”のよう
な構成に、今の報道の過激振り、一方的な情報垂れ流しに、空
恐ろしいものを感じる今日この頃だ。
☆ーー☆ーーー☆ーー皆様にお願いーー☆ーーー☆ーー☆
愛の一押し
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コメント
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
小沢代表秘書の逮捕の件が、本当に勉強になりました。
それまでは、新聞に書かれていること、テレビで言っていることは概ね正しいと思っていました。
しかし、民主主義の先進国では、マスコミは検察や警察といえども、裏をとること、他と同様に原則であること、或いはそれに代わる方法として検察、警察の情報源の氏名を記載することにより信憑性を担保することを知りました。
これまで殆ど気に掛けてこなかったことが、著しく正義や公平性に反することが分かりました。
検察・警察等の官僚、新聞・テレビ等のマスコミは、自分たちがやっていることは、著しく正義や公平性を害していることに認識し、一刻も早く、是正すべきです。
国民もまた、官僚とマスコミの馴れ合いのしきたりが著しく公正、公平の反することを知るべきです。
官僚がリーク情報を流し、マスコミはその情報を流布し、世論誘導し、官僚や政権与党の為政者が政治をやりやすいようにする。
大手マスコミは記者クラブをつくってし、お上の情報を独占するという、政官業の癒着構造です。
情報のそのものや出し方の不透明さが民主主義を阻害するものかを知るべきです。
民主主義の根幹に関わる非常に重要なことです。
政権与党、官僚、マスコミの癒着構造も破壊しなければなりません。
民主党は医者クラブを既に廃止し、政権交代しても記者クラブは設けないとしています。
やはり、政権交代が必要です。
政府とマスコミが誤った情報を意図的に流すことは、裁判員制度を始め、政治・行政に関わる幅広い分野で、国民に損失を与えています。
投稿: 愛てんぐ | 2009.04.09 18時47分
まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
この最近のマスコミの報道は絶対におかしいですね。ですから、事件性のある報道は極力無視してます。推定無罪はマスコミにはありません。
推定有罪で奨めていて恥ずかしい限りです。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
投稿: くまさん | 2009.04.09 19時01分
まるこ姫様、皆様、こんばんは。
この国のマスコミには法令順守の精神はないのか?
どこの馬の骨とも分からない者の言葉を鵜呑みにし、平気で未確認の情報を垂れ流す。
マスコミで働く連中は、そのような記事または報道をして、何とも思わないのか?
マスコミが国民に与える影響をどう考えているのか?
この国をよくしたいのか?悪くしたいのか?
全く持って理念も何のないように思えてならない。
一方で、バラエティー番組等、国民から考える能力を奪う低俗番組を延々と放送しておいて、誰かの広報機関と思える偏向報道を繰り返す。
呆れるばかりだ。
投稿: ジーコ | 2009.04.09 20時37分
★ーーこんばんは、愛てんぐさん
私も、あの秘書逮捕から、報道のあり方を考えるようになりました。
今までだったら、警察検察リークも正しい事のように受け止めていましたが、あの秘書逮捕の件から正義とは、真実とはと、人権とはと、疑問が先にたつようになりました。
報道がすべて正しいとは限らないとも思っています。
恣意的な報道は沢山あるのだなぁと、感じています。
これまでの報道で、やはり、真の報道とはネタ元や、記名は最低限必要だと思いましたね。
”関係者”報道ほど、当てにならないものはないのに、それが真実のように聞こえるのも不思議な事でした。
しかし、報道に疑問を持つ人間よりも、圧倒的に疑問を持たない人間が多いという事も事実だと思います。
それは怖いですね。
私は、警察、検察はすべて正しい、正義の味方とは考えないようにしようと思います。
裁判員制度が始まれば、特に自分の頭で考えないと、メディアの情報に惑わされるのではと心配にもなります。
今のメディアは、本当に偏っていると思いますね。
公平性もなければ中立性も期待できません。
ヤラセまがいの事も平気で行います。
政治も、官僚も、マスメディアも古い体質で固められています。
このがちがちの関係を改革しようと思えば至難の業だと思います。
自民党には初めから官僚改革をしようとは思っていないでしょうし、既得権益を持った勢力は絶対に政権交代はして欲しくないでしょうし、今がせめぎ合いかと思っています。
が、自民党は今大盤振る舞いで、国民騙しにかかっています。
総選挙でもまた、まんまと騙されてしまうのでしょうね。
何度、騙されても懲りない国民性も問題ですね。
★ーーこんばんは、くまさん
おかしいですよね。
一方からの報道だけになってしまって、人を煽るように煽るようになっています。
中立性や公正性はどこへ行ったのでしょう。
>推定無罪はマスコミにはありません。
そうなんですよね。
全く、そこに犯人ありきで紙面づくりや、番組作りですもんね。
今のメディアの対応は、くまさんの仰るとおり、推定有罪です。
こんな一方的な報道はフェアではありませんよね。
投稿: まるこ姫 | 2009.04.09 20時58分
こんばんは、ジーコさん
この国のマスメディアは、警察、検察リークをネタ元を確かめもせず、いっせいに流すのを、疑問にも思っていません。
ちゃんとその情報が正しいのか調べもせずに流すのだったら、誰にでもできる事ではありませんか。
ひどいものですね。
それに記者会見をしていても、記者の質問が全く核心を突かないのも、歯がゆいです。
会見をしている人間が強いと、すぐに黙り込みます。
誰も食い下がらない。
記者魂は、なくなったか、最初からなかったのか。
官僚も最初は仕事に燃えると言いますが、だんだん無気力になり組織になじむと言いますから、記者連中もそんな感じなのでしょうか。
今の番組は、全く低俗も低俗、中身もなければ見たいと思わない番組ばかりです。
どんどん、おばかが増え続けるのでしょうし、テレビ見ない層や、新聞買わない層も増え続けていると言います。
自分で自分の首を締めているのかも知れませんね。
投稿: まるこ姫 | 2009.04.09 21時11分
僕がこの事件で注目したのは家宅捜索に弁護士が立ち会った事ですね。
過去に狭山事件・和歌山毒カレー事件のように家宅捜索の際に証拠捏造が行われたと疑われる事件がありましたから、今回に限らず家宅捜索は弁護士立会いを原則とするようにして欲しいですね。
今回京都府警が弁護士立会いを認めたのは物証が出て来る筈という自信があったのでしょう。
ところが6日間もかけた家宅捜索でもめぼしい物証は出なかったようですね。
リーク情報の中には「我々は物証が無くても起訴できるだけの充分な状況証拠を持っている」と捜査員が語ったというのもありますが、これは物証が出なかった事を明かしたとも取れますね。
物証は出なかった、でも逮捕しなければ上からもマスコミからも「何をやってるんだ」と非難されるから逮捕しよう…という訳であのノーコメント会見になったのではないでしょうか。
それはまだ良いとして公判で出すと言うのなら公判まで黙っていれば良いのです。会見では何も言わずリーク情報を次から次と流して黒の心証づくりをするという手法はアンフェアと言うしかないですね。
投稿: ☆諒 | 2009.04.11 06時38分
こんばんは、☆諒さん
京都の事件は、弁護士が強行に立ち会う事を主張したそうですね。
これだけTVで報道されては弁護士の主張も受け入れざるを得なかったのでしょうね。
警察や検察が捜査を間違えるという事もあるのですから、それは当然だと思います。
遅すぎたくらいです。
家宅捜索も二回も三回もやってもめぼしい物証が出てこなかったといいますから、無理があったのではと思いますけど。
初めに犯人ありき、あいつは過去にも同じような手口で犯罪をしているからと言うような先入観にとらわれていたら、捜査を誤る事もあるのだと思います。
ほとんどがノーコメントの会見なら、そして裁判に支障があるというなら、何も会見を開く必要もなかったでしょうに。
私には、異常な会見だとのイメージがあります。
しかも、次から次へといかにも犯罪者のような情報の出し方、それを報道するほうも理性が全くありません。
今の報道のあり方は、一方的で恣意的で、中立性にかけているように思います。
野次馬ではないんですから。。。。。
裁判で刑が確定するまでは、”推定無罪”と言うような報道の仕方をしてほしいですね。
理想論を言っているかもしれませんが。
投稿: まるこ姫 | 2009.04.11 18時52分
まるこ姫さん、お返事ありがとうございます。
なるほど、家宅捜索の弁護士立会いは弁護士サイドが強く求めて実現したのですね。
マスコミに関して言えば、新聞や放送メディアの多くが警察・検察の広報機関化しているというのは昔からですね。
ある冤罪事件では、警察が容疑者をポリグラフにかけたけれども反応が出なかった…それを「嘘発見器をも騙す大胆不敵な男」と書いた新聞がありました。
新聞・放送メディアに比べればまだ雑誌ジャーナリズムの方が速報性を求められない分、冷静な報道が見られると思いますし、竹中労・鎌田慧・小板橋二郎・福島菊次郎といった一匹狼のジャーナリストに活躍の場を提供して来たのも雑誌ジャーナリズムでした。
今雑誌ジャーナリズムの危機と言われていますが、僕は雑誌ジャーナリズムの衰退は言論の自由の危機だと思っています。
投稿: ☆諒 | 2009.04.11 22時30分
こんにちは、☆諒さん
本来なら、権力に対して懐疑的だったり批判的だったりするのがメディアの仕事だと思うのですが。
昔から、御用的期間だったのかもしれません。
残念ながら、受け取り側が、何の疑問も持たず受け入れていたと言うのもあるのかも知れません。
小沢秘書問題があって、おかしいぞと疑問を持ち始めた人がいることは、少しは進歩していると言うことでしょうか。
>嘘発見器をも騙す大胆不敵な男
笑っちゃいますよね。
ものは取りようで、どんな解釈も成り立ちますが、報道は常に弱いものの立場に立ったスタンスでいて欲しいです。
新聞や放送は、スポンサーとの関係がありますから表立った反旗は翻せないと言う弱点はあります。
が、雑誌の場合、少しは幅広く動ける利点はありますよね。
権力に媚びないジャーナリズム、ジャーナリストがいなくなれば、おのずと言論の自由もなくなるでしょう。
現代は、自分可愛い人が多すぎます。
サラリーマン化してしまいましたから、権力に楯突いたら恐ろしいのでしょうね。
投稿: まるこ姫 | 2009.04.12 16時45分