社保庁後継の年金機構には懲戒職員は採用せず
当然と言えば当然のことなのだが。。。。
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長妻昭厚生労働相は23日の閣議後記者会見で、社会保険庁
で懲戒処分を受けた職員について、来年1月発足する後継組
織「日本年金機構」では採用しない意向を表明した。
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しかし問題はこの続きで
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社保庁職員1万3000人のうち、年金記録ののぞき見などを含め、
懲戒処分を受けたのは約800人。うち300人程度は依然再就職
先が決まっておらず、このままでは解雇に当たる処分
となる。国家公務員法では公務員の身分保障が規定されており
分限処分になれば訴訟に発展する可能性もある。
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分限免職とは何ぞやと調べたら
>公務全体の機能を維持するため職員を免職させること。
国家公務員法または地方公務員法に規定されている。
分限免職は、精神疾患を理由に長期にわたり休職しているケー
スなど、職務遂行に支障がある公務員が対象となる。
公務員の分限免職は、民間企業の「解雇」に相当する。職務上
の義務違反について個人の責任を問う懲戒免職とは異なり、分
限免職では個人の責任は問わない。
当然のことながら労働基準法が適用され、少なくとも30日前ま
でに免職の予告をしなければならない。
懲戒免職の場合とは異なり、分限免職では退職金などの給付を
受けることができる。
しかし、分限免職の処分が行われるケースは非常に珍しい。
職務上の義務違反に対する制裁として行われる懲戒免職に比べ
て免職させる基準の設定が難しいためだ。
私的には、どうも分限免職とは、民間で言えば会社都合によるリ
ストラとか、長期による病気疾患で休職している場合とかに適用
される物だと解釈したが。。。。
そして個人の責任は問わないと。身分保障は充分になされると。
しかし、なんだか解せない。
社保庁で懲戒処分を受けた職員は、いろんな問題があったから
こそ処分を受けた訳だ。
懲戒処分者800人の内300人が再就職先が決まっていないと言
うことは、テレビや新聞のニュースになったり、犯罪を立証できな
かっただけで、よほど箸にも棒にもかからなくて、どこの省庁にも
引き取り手がなかったと言う事だとの解釈も成り立つ。
病気で休職中の人ばかりがいるとも思えず・・・・・・
長妻厚労相は
>年金記録問題について「被害者は少なく見積もっても1000万
人いる。分析して一刻も早く被害を救済する」
としているが、元はと言えば、不正職員のために国民が著しく被
害を受けたのは事実で、今いる社保庁の職員にも一端があるの
ではないか。
犯罪性は立証できなくても、そういった職員達にも再就職先を斡
旋し身分保障をして上げなければ、果ては裁判沙汰になるかもし
れないとは。。。。
国家公務員法ではそうなるかも知れないが、一般的に考えて、
引き取り手のない職員達にも、強制的に就職の斡旋をすると言
うのは、今、本当に優秀な民間人でさえも会社都合により簡単
に解雇される時代を思えば、すごい理不尽と不条理を感じる。
これは、この国の国家公務員法が労働基本権を制限されている
代償に、人事院勧告とやらのお手盛りの給与体系になっている
状態にも通じる事だ。
もう、民間と同じように労使交渉権を与えたり、あまりにがちがち
の身分保障にもメスを切り込むことも考える、真の公務員改革を
する時代になって来ていると思えて仕方がない。
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コメント
まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
制度がもう疲弊しています。
やはり制度改革が必要ですね。
国家公務員は特に守られすぎです。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
投稿: くまさん | 2009.10.23 18時32分
こんばんは、くまさん
どの制度も、疲弊、もしくは使い物にならなくなっているようですね。
せっかく政権が替わったことでもあり、ここは根本的な改革を実行する時でしょうね。
そうなんですね。
やはり、国家公務員法は守られすぎだと感じます。
お上体質の名残りなんでしょうね。
投稿: まるこ姫 | 2009.10.23 19時28分
こんばんは、まるこ姫さん。お久しぶりです。
自分のことに一所懸命だったので、みなさんへのコメントまではできませんでした。
さて、今回のことについては、僕は、次のように考えました。
ちょっとキツイ意見だけれど、大臣は、「ハローワークに行きなさい!」ということが、最大限の果たすべき努力である。
どうなるでしょうね。ポチします。
投稿: あおきん | 2009.10.23 20時44分
こんばんは、あおきんさん、お久しぶりです。
ハローワークには失業者があふれかえっていますね。
実情を見るのも大臣の仕事なんでしょうが、長妻さんは
市民派の人ですし、すでに知っておられるのでは無いでしょうか。
努力だけでは、対応できないでしょうし、本当に大変です。
この先、日本はどうなっちゃうのでしょうね。
投稿: まるこ姫 | 2009.10.23 22時07分
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
公務員制度は抜本的に見直さなければ行けないです。
公僕として、効率的に働く人が評価するようにすべきです。
官だから非効率、民だから効率的と言いますが、官でも効率的という制度があるはずで、そういう制度に改めるべきです。
自公政権の作った「日本年金機構」を引き継ぐのは賛成しかねます。
歳入庁ができるまでの、暫定措置ですが、それならば社保庁を改革して、歳入庁に備えるべきです。
ハローワークに住宅と生活資金支援ができるようにするワンストップで何種類ものサービスが受けられるシステムにするそうです。
利用者からみれば当然のやり方で、これまでしてこなかった役所の縦割り行政こそがお上であり、異常です。
しかしハローワークが少なく、利用者には不便で、ハローワークの業務を市区町村に移管し、市区町村の窓口でやる方が便利です。
歳入庁の地方庁舎も無くし、市区町村でやる方が便利です。
国税庁の地方庁舎も一緒、地方にお願いした方がよいと思います。
国がやるべき仕事は一気に少なくなると思います。
投稿: 愛てんぐ | 2009.10.23 23時02分
真面目に働いてきた民間人は、不況などの理由でリストラされ路頭に迷っている人もいる。
いい加減な仕事を続けてきた社保庁職員は、次の就職先など身分を保障される。
こんなバカな状況を放置し続けた自民党。
抜本的に改革が必要です。
いい加減な年金処理を行っていた人は、背任行為に相当するような気がします。
身分保証どころか、逆に今までの報酬を国家へ全額返納する位でも良いような気がしますよ。
投稿: サクラ日記 | 2009.10.24 08時41分
★ーーこんばんは、愛てんぐさん
公務員改革は、今ならできると思います。
自治労に気兼ねをせずに、やるべきことはやって欲しいですね。
国民のためになる事は、なんとしてもやると言う意気込みで。
歳入も気になりますが、歳出とセットで出来ないのでしょうか。
>自公政権の作った「日本年金機構」を引き継ぐのは賛成しかねます。
勿論、自公政権の物は、ザルと言うか、どこか抜け穴があるのは分かりますが、時間がないと言うことも、踏襲せざるを得ない状態になるのかと思います。
本来なら、民主党が練り直した案が良いのだとは思いますが。
ハローワーク一元化も、メディアに取っては格好の批判ネタになっているように思います。
いつまで経っても自民党時代の刷り込みが抜けきれていないのか、なにか新しいことをやろうとすると、批判の的になるのは、メディアも古い体質が抜けきれないのだと思います。
どうも、国民もメディアも、政権が替わった本質を理解していないようにも感じます。
50年も続いた政権が変わった。
一ヶ月や二ヶ月では変わらないでしょうが、私達の意識も、変わらねばと思います。
★ーーこんばんは、サクラ日記さん
私も、本当に理不尽を感じていますよ。
民間では、どんなに優秀な人物でも倒産や、リストラにはかないません。
会社と一蓮托生と言う事なんです。
それが公務員はよほどのことがない限り、身分が保証されています。
簡単に切れないのは良い事なんですが、民間では簡単に切られちゃいます。
世の無常を感じますね。
自民党時代は公務員改革をやるやるとどれだけ言ってきた事か。
が、手緩い物だったですね。
国民が少しは納得するように、抜本的な思い切った改革は必要でしょうね。
今、公務員が批判の矢面に立っていますが、公務員からすれば正当な権利なんですから、お門違いと言う気持ちもあるでしょう。
だから、諸悪の根源は、時代にあっていない国家公務員法だと言う事も理解しなければいけないと思います。
社保庁職員もとんでもない人間も多いですが、それでも法に守られているんですよね
投稿: まるこ姫 | 2009.10.24 19時55分