「オウムのテロ」公安部長の会見、この国は法治国家?
私は、オウム信者でもなければ、オウム真理教を擁護する者で
もないが、それにしても、警視庁の会見はおかしくないか?
>国松警察庁長官(当時)が狙撃された殺人未遂事件の公訴
時効が成立した30日、警視庁の青木五郎公安部長は会見し
「オウム真理教の信者グループが松本智津夫死刑囚の意思の
下、組織的・計画的に敢行したテロと認めた」と発表した。
>概要では教団幹部ら8人をアルファベットで記載し捜査結果を
評価したが、「可能性が高い」「推認される」などあいまいな表
現で関与を指摘した。
当初から、オウム信者が関与していたと言われていたが、15
年たった今、時効を迎えた。
時効を迎えるに当たって、公安部長が ”オウム真理教による
組織テロ”と断定しているが、警視庁の公安部長ともあろう人
物が”可能性が高い”とか”推認される”とかのいい加減な表
現で、幾ら限りなく怪しいからと言って、その団体なり、人物なり
を断罪できるのだろうか。
この国は、いつから法治国家を辞めたのだろうか。
私達の周辺でも、”変だ””おかしい””怪しい”と疑いたくなるよう
な人物はいるにはいるが、それでも、確たる証拠が無いのに、
感覚や、疑わしい、思いだけで、人を名指しで公にはしない。
ところが、この国の警視庁公安部は、あいまいな根拠で断定し、
それをアルファベットまで使って名指しした。
これは名誉毀損や、人権侵害に当たらないのだろうか。
延べ約48万人の捜査員を動員しても、立証できなかった物を
限りなく関与しているのではないかと言うだけで、公表する。
これだったら、裁判はいらないではないか。
国家権力に取って都合の悪い人物は、公表すれば良いという事
になってしまう。
起訴するに至るまでの証拠が無いのにこんな一方的な発表をし
たら、又一部の人間がヒステリックになるのは目に見えている。
国自ら、制裁を与えているようなものではないか。
国民を扇動するような事はするべきではないと思う。
そうではなくて、限りなくオウムの関与があったと公表する前に
何でそんなに追い詰めていながらも起訴できなかったのか、こ
の事件がなぜ未解決で終わったのかを検証する方が先ではな
いのか。
それをやる前に、捜査はしたが犯人を捕まえるには至らなかっ
たと、やっぱり怪しいのはオウムだ。では警察の信頼性までも
なくしてしまう。
私は、この国は法治国家であり、証拠優先主義だと思っていた
が、どうも違っていたらしい。
イメージ優先主義の国であったか、それに転換してしまったと言
う事かしらん?
どうも、オウムならやりかねない、オウムなら仕方が無いと言っ
たような気持ちが国民にあるのか、あまり問題視しないが、こ
れは、本当は私達国民にもかかわる重大な問題だと思う。
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