台風15号で川に流された児童、学校の重大な過失と責任
当初流されて来たニュースによると、用水路のそばで遊んでいた
児童が流された、それで先生に報告した後、警察に通報したと。
こんな大雨の中、遊ぶ子供がいるのだろうかと思っていた。
が、詳細が分かるにつけ、はじめの報道とは全く違う展開になっ
て行った。
それは、9月20日の事だった。
あの日は、朝から大雨でレインウエア―を来ていた大人の私でさ
え、短時間でびしょぬれ状態になった。
そんな時に、なんで子供が遊んでいるのだと不思議に思ったが、
詳細が分かるにつけ、これは人災ではないかと思うようになった。
私が出掛ける8時40分には、すでに大雨だった。
間違っていたらと思い、少し調べたら、8時10分に大雨洪水警報
が出されている。
だとしたら、少しの違いで子供たちは登校していいたのかもしれな
いが、悲劇の始まり台風15号により、秋雨前線を刺激して今まで
に考えたこともないほどの大雨になった事だ。
少しの間もなく降り続く大雨、そして大雨洪水警報も出されている
事で小学校側は給食を食べさせてから、集団下校させている。
普通、常識的に考えるなら、あの大雨の状態で1年から6年まで
の児童を下校させるだろうか。
大人でも不安を覚えるほどの大雨で、本来なら親を学校まで迎え
に来てもらうか、迎えに来れない児童は学校に待機させておく事
は充分考えられた。
学校の重大な判断ミスだと思う。
そして、驚くことは集団下校させた時の先生たちの対応だ。
児童20~30人が隊列になって歩行し、そのあとを教員二人がハ
ザードランプを点滅した乗用車の中から見ていたと言う。
本当にビックリした。
子供はあの大雨の中、ぐしょ濡れになって歩き、保護する責任の
ある教員は、視界の定まらな前方を、車の中から見守るだと。
20人から30人も子供がいたら、隊列は長くなっていたはずだ。
子供たちは濡れそぼっているのに、自分たちは車の中。
子供を導く立場の教員が、この非常識な対応は、心が痛まないの
だろうか。
二人も教員がいたら、率先して前方に一人、最後尾に一人と配置
するはずだが、この学校では、教員は車の中から監視する。
この学校の教員は、どんな神経をしているのだろう。
事故が起きても起こらなくても、子供と同じ目線であるべきだ。
関連して思い出すのが、最近の子供の様子を見ていると、雨が降
っていても、傘のない友達に傘を差しかけない事だ。
相手はぐっしょり濡れていても、自分は平然と傘をさしている。
私の子供時代を思い出しても、友達が傘がなかったら、差しかけて
上げた、自分に傘がなかったら友達が差しかけてくれた。
一緒に、右半分、左半分、濡れた。
それが友達だと思っていた。
今回の教員の対応を見ても、子供たちはびっしょり濡れても、何ら
疑問に思わなく乗用車の中から、子供を見ている。
フィルター越しの対応で、子供の様子が分かるとは思えない。
なんだか、世の中が変わってしまったのだろうか。
愛情のかけらもも見いだせない、教員の対応。
学校側は、臨時保護者説明会で、大雨の中で下校させた事につ
いては、判断ミスを認めたそうだ。
| 固定リンク | 0
コメント
まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
最近の人たちは 触らぬ神に祟りなし のように、ふかよりしないことが多すぎます。
ふかよりというよりも、事故になったときのことばかり考えていて、責任問題になったときのことばかり考えていて、逃げることを基本としているようです。昔の先生の方が、昔の子供達の方が助け合いの精神がごく普通にありました。
いまは、本当に親切が仇になるかのように、親切という言葉がなくなりましたし、思いやりもなくなりました。
こんなに人情のない世界にしたのはやはり躾と教育。何かあると訴訟したがる世界が問題です。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
投稿: くまさん | 2011.09.23 20時14分
★ーーこんばんは、くまさん
どうも、責任を取ることを極端に嫌う傾向にありますね。
事故になったときの事を過剰に考えるあまり、触らぬ神にたたりないのような、当たり障りのない対応になります。
が、今回の事故はあまりに学校側の判断の悪さ、そして下校時の教師の対応の悪さに尽きると思います。
私は、あの大雨の中、教師が車に乗っていたと言う事だけで、許せない気持ちで一杯です。
子供はずぶぬれ、教師は安全な車の中。
こんな理不尽なことがあるでしょうか。
本当は、学校に待機してれば、そして集団下校になったとしても教師が適切に引率していれば、みすみす、事故は起きなかった。
流されなかったと思っています。
学校側の責任はとても大きいと思いますよ。
やはり、人情は無くなりましたね。
私達、大人の責任も大きいのかもしれません。
投稿: まるこ姫 | 2011.09.23 21時52分
最近特に、自分の目先の事しか頭に無い人が増えたように思います。
40歳前後、それ以下の人は間違いなく多くなったと思います。
そのくせ、自分は頑張っていると思っている、所謂思い違いをしている人が。
子供も他人の事を考えない子が多くなったと聞きますが、大人と言われる方々がそうなのですから、なるべくしてなっていると言う事でしょうか。
子供はびしょ濡れ下校、先生は車の中で監視ですか。
普通の感覚では無いですねぇ。
僕にはそういう事をしようとは到底思い付きません。
投稿: サクラ日記 | 2011.09.24 07時47分
★―ーおはようございます、サクラ日記さん
本当に、自分が一番を優先する人が目立ちますね。
お先にどうぞ、というような発想は少ないか、なくなって来ているように感じます。
見ていると、高齢者にもそういった傾向は多いですよ。
年を取れば子供に帰ると言いますから、どんどんエゴのかたまりになってしまうのかもしれませんが。
どうも、自分を客観的に見ることができない人が多いように感じます。
大人の行為を子供が見ていて、子供の世界も、大人事情が優先するのでしょうが、従来の日本人気質が変貌しているのかもしれません。
>子供はびしょ濡れ下校、先生は車の中で監視ですか。
どう考えてもあり得ないでしょ?
その場面を想像しただけで、心が痛みます。
投稿: まるこ姫 | 2011.09.24 09時38分
まるこ姫様、首都圏のニュースでは報道されない、新情報でした。
そもそも、無理して学校に行く・来させることに、意味が無いと思います。仕事ならともかく、学校(しかも小学校)なら、一日ぐらい授業が休みになっても、支障があると思えません。これだけ雨が降っていたのだから、朝の時点で(できれば前の日の午後)、休校にすべきだったと思います。いろいろルールはあるとは思いますが。もし自主的に休ませた保護者がいたとしたら、英断だと思います。
私は首都圏で働いているのですが、会社から帰宅命令が出たのは午後3時でした。帰れなくなった人もいました。首都圏では200万人ぐらいが帰宅困難になったようです。社員たちは、すごい疲労です。こうなることは朝の時点で分かっていたはずなので、一日ぐらい、どうにかならないの??と思ってしまいました。
一方、正午には帰宅命令を出した会社もありました。急を要する仕事を抱えた人以外は速やかに帰りました。社員たちは、疲労が無く、翌日は快適に仕事できたとのことです。自然災害の多い日本では、危機管理の意味でも、1・2日ぐらい業務がストップしても何とかなる態勢にすべきではないか、と思います。
投稿: 紅葉が楽しみ | 2011.09.24 17時35分
まるこ姫サマ、こんにちは。
広島にはそのニュースが報道されず、内容が把握できませんが、私の常識では公が引率に車を使う事を公が認めているはずないと、思います、車が水没したらどうするつもりだったのか?。
子供というものは興味、好奇心で危険なことをするものです、一教師に100%の責任を求めるのは無理なことです、だからこそ仰る通り待機させるのが適切だと思われます、学校が避難場所に指定されるケースも多々ありますし・・・
最近の風潮というか、親切に慣れていないというのは、感じることがありますね、電車で席を譲っても拒否する人もいますね。
「一緒に雨に濡れたからどうなんですか?」それ位の答えは残念ながら予想できます。あかいとら。。。
投稿: 赤いとら | 2011.09.24 18時08分
★ーーこんばんは、紅葉が楽しみ さん
こちらは、テレビでは詳しい情報は流されなかったです。
新聞の記事で、テレビの報道とは違うと感じました。
テレビでは捜索するところばかり映し出されていて、学校の対応の批判など皆無です。
多分、どこかが火をつければ集中砲火するのでしょうが、どこも問題にすらしません。
こんな大事な問題をするスル―する今のテレビは、信用に値しないと思っています。
今日も、川の付近で捜索がなされていましたが、生きていないのは確実だと思っています。
おっしゃるように、あんな大雨の中、無理して学校に行かせなければよかったと、今になって思います。
大雨洪水警報が、少しあとになって出されましたが、早朝からものすごい雨でした。
朝の時点で、休校にしていればこんな悲惨な事故はなかったですね。
ホントですね。
なかなか、子供を休ませるのは抵抗があると思いますが、状況判断のできる大人になりたいですね。
首都圏のニュースは、大々的に報道されました。
帰宅困難者が、駅付近にあふれていましたね。
3月の地震の時は駅から締め出されて、その教訓で駅構内に待機できたようですが、食料もままならない人もいて、本当に大変そうでした。
会社、会社で色んな対応があったのですね。
早く決断した会社は、社員も早く帰宅できたのではと思いますよ。
夫も、もう1時間早ければ、スムーズに帰れたとぼやいていました。
少しの時間の差が、人々の帰宅にも響いたのかと思いました。
それにしても、今年の日本は色んな災害で、多くの苦しみをもたらしました。
大変な年になりましたね。
★ーーこんばんは、赤いとらさん
一地方のニュースでしたが、教育の場でこんなずさんな事が行われていたと言う事は、あまり報道されなかったと思います。
テレビでは、全くと言ってよいほどニュースにはなりませんでした。
新聞記事では、詳しく載っていたので前後を読み比べました。
引率に車を使うって、こんなバカなことがあるのでしょうか。
校長が許していたのか、引率者が勝手に乗って監視していたのか。
どちらにしても、学校現場ではあってはならないことだと思います。
>子供というものは興味、好奇心で危険なことをするものです
そうなんですよね。
子供は好奇心のかたまりですから、大人が思ってもいない行動をしてしまう事が多々あります。
やはり、あの大雨の時、下校させることが間違っていたと思います。
学校に待機させて、親に迎えに来させるのが一番適切だったと思いますよ。
今となっては返す返すも、残念です。
今、人情が薄れています。
どこまで干渉して良いのか、こちらが良かれとした事でも素直に受けない方も多々います。
本当に人の気持ちが読めないだけに、難しいですね。
>一緒に雨に濡れたからどうなんですか?」
これを言われたら、もう返す言葉がありません。
私には、異次元の人に見えますよ。
投稿: まるこ姫 | 2011.09.24 20時45分