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2011.11.16

「すべての品目を自由化対象」訂正要求を米が拒否

やっぱり、日本政府の要求はアメリカには受け入れられなかった。

「すべての品目を自由化対象」訂正要求を米が拒否 TPP
交渉
         産経新聞 11月16日(水)13時13分配信

>野田佳彦首相は16日午前の参院予算委員会で、環太平洋戦
略的経済連携協定(TPP)をめぐる日米首脳会談の両政府の発
表の食い違いについて、米政府に訂正を要求したが受け入れられ
なかったことを明らかにした。その上で、米政府の発表について「
自分の発言そのものを引用していないと確認されている」とし、今
後も訂正を求めない考えを重ねて示した。

訂正を要求しながらも、受け入れられなかったって、どういう事?
アメリカはアメリカで勝手に解釈をして発表しているが、野田首相
もアメリカの発表は、自分の言ったことではないと認識しながらも、
自分の発言を引用していないとして、今後は訂正求める事もしな
いし、抗議もしないと。

どういう国なんだ?
最初の一歩から、アメリカに主導権を握られているのが丸わかり
で自分の言っていない事を勝手に発表されても訂正も抗議も申し
込まない首相は、日本国の国益を考えているのだろうか。
首相はそれでもよいかもしれないが、この国に住んでいる国民の
立場としては、なんとも歯がゆく情けなく映る。
ちゃんと主張する事は、主張するべきだ。

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何も、アメリカにそこまで遠慮することも無かろうに。
今から、こんな消極的なことでは、先々が思いやられる。

今、国会で、野田首相はたちあがれ日本の片山虎之助に、農業
問題について散々やり込められている。

>基本方針の「センシティブ(重要)品目に配慮しつつ、すべての
品目を自由化交渉対象とする」との文言のうち、米政府が「すべ
ての品目」部分のみを引用したとして、首相は「切り取るのは問
題がある」と強調。「事実確認の際に『訂正した方がいい』と言っ
たが、米国側からの『われわれの解釈で書いている』とのやりと
りでとどまっている」との経緯を明かした。

アメリカは本当に交渉上手だ。
最初から、日本を揺さぶりに来ている。

”事実確認の際に『訂正した方がいい』と言ったが、米国側から
『われわれの解釈で書いている』とのやりとりでとどまっている”

日本国が物腰柔らかに、訂正をして下さいと言って、はいそうで
すか、訂正しますなどという国がどこにあるのだろう。
外交交渉とは、自国に利益のためなら、自分の趣旨と違う発言
を勝手に発表されたら、強硬に訂正を求めると思うが、今からこ
れでは、この先が思いやられる。
次から次へと、野田首相の発言を切り取って発表するだろう。
そして、自国有利に導いて行くだろう。

初めから、アメリカに舐められているのだ。
交渉参加表明に、オバマから大歓迎を受けたその時に勝負はあ
ッたような気がしてならない。
気がついたら、すっかり蜘蛛の糸にからめ捕られていたと言う事
にならなければよいが。。。。


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コメント

まぁ~、最初からアメリカは特例品目など認める意思など全くないでしょうし、野田総理の言葉も明確なイエス、ノーではなく曖昧な表現でしょうから、こういう結果になるのは、ある意味自然と言えるのでしょう。
この状態で、日本に有利な交渉など出来るはずが無いと思っている国民は多く、国会議員の先生方の中には、まだまだこれからが正念場などと勘違いしている方も居るのでしょう。
今朝の新聞で、日本の国益にならないものであれば不参加といった内容の記事を見ました。
ならば、たった今不参加を決めても良い位です。
牛肉輸入の月例等の規制緩和も示唆しているようですし、口先では国益云々と野田佳彦は言ってますが、まぁ~アメリカの言いなりでしょう。
とは言え、増税だけは明確な口調なんですよねぇ~困った事に。
最も、後ろには財務省という大きなバックが就いてますので、この点は安心しているのでしょう。
国民は悲劇ですが。

投稿: サクラ日記 | 2011.11.16 18時39分

まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
日本側の都合の良い曖昧な発言を英訳し、その英訳がアメリカ側に七色に輝く部分が有り、都合の良いように解釈をされてしまったと言うことと、アメリカの都合の良いように解釈されてしまったと言うことでしょうね。
 ノーならノーと言えば良かったのに。曖昧さを残したことが全ての原因でしょうね。
 民主党はぼんくら菅直人もそうでしたが、何を言っているかわからないのですから、相手都合の良いように解釈されたことは日本政府が甘かったと言うことを証明されました。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~

投稿: くまさん | 2011.11.16 19時12分

★ーーこんばんは、サクラ日記さん

アメリカはすべての品目が対象だと言っていますものね。
日本のように、例外品目など認めるとは思えません。
野田さんも国内で玉虫色の発言をした手前か、それとも性格があいまいなのか知りませんが、アメリカとの会話もあいまいな表現でした。
今までの例もあったりして、ほとんどの国民は交渉が上手くいかないと直観しているのではないでしょうか。
最初の一歩で、この体たらくでは、これからの交渉ごとも前途多難だと思いますよ。
しかも、日本有利には進まない。

>日本の国益にならないものであれば不参加といった

野田さんも、それらしいことを言っていましたが、果たして不参加だと表明できるでしょうか。
アメリカのポチの日本が、ある意味アメリカに反旗を翻すようなことはできないと思っています。
どんどん、アメリカの言い分をのませられるでしょう。
官僚の言いなりで消費税増税をぶち上げましたが、野田さんは国民へは何一つ目線がありませんね。


★ーーこんばんは、くまさん

日本流、あいまいな発言を逆手に取られていますよね。
曖昧さゆえに、アメリカに都合のよいように解釈され、国際的に発表されています。
アメリカほど、YES・NOがはっきりしている国はありません。
はっきり表明すれば、問題なかったのに。
却って自分の首を絞めていますが、野田さんの首だけならどうでもよいですが、国益が害されますからね。
そう言えば、菅さんも意味不明な発言を連発していましたね。
やはり国際舞台では、あいまいな表現は通用しないと言う事なんですね。

投稿: まるこ姫 | 2011.11.16 20時05分

☆日本国民は屈辱感を感じろ!
 野田首相の悪口を言う前に日本国民がアメリカから完全に舐められているということです。マスコミはアメリカの手先だから国民の代表である政治家の悪口を平気で言う、それに乗せられて国民が自分達の代表の政治家を悪者(代表例:小沢一郎さん)にしたりしてしまう。 こういう事象が完全に洗脳されてしまってるということです。
 今回のTPPで徹底的に野田首相がアメリカからバカにされ、国民が屈辱感を感じるのかが一番大事なポイントだと思っています。 アメリカが好きなようにやればやるほど、日本国民が反米感情が出てきます。私は、それに期待しています。

投稿: きらきら | 2011.11.16 20時18分

★ーーこんばんは、きらきらさん

元々、アメリカは日本を舐めていますからね。
黄色人種も、日本人も舐めてかかっています。
同盟国とは言うものの、アメリカの子分と言う位置づけなのではありませんか?
すべての面で、アメリカの下ですからね。
日本が又、主張しな国だから、余計に舐められるのかもしれませんが、野田さんは曖昧な文言で、都合の良い部分を切り取られて発表されてしまいました。
初めから、勝負はあったようなものです。
しかし、日本国民は思考停止状態ですから、TPPに関してもそれほど国益を害することだとは思っていないのではないでしょうか。
安い食料が入ってきて助かる位に、思っているのではないでしょうか。
反米感情も、期待できませんね。

投稿: まるこ姫 | 2011.11.16 20時45分

まるこ姫さん こんばんは☆

気がついたら、すっかり蜘蛛の糸にからめ捕られていた

残念ですが絶対にそうなるのではないでしょうか
細かい交渉は政府というよりは外務官僚が行うわけですよね。みなさん挫折を知らずにエリート街道ましぐら。きっと多くの人が余り庶民の生活の大変さも解らず、本当の意味での生きていく上での駆け引きなどを経験しているのでしょうか。はなはだ疑問です。そのような人達が熾烈な国際舞台での駆け引きの中でどれだけ出来るのでしょうか。
おそらくアメリカの手のひらの上で転がされて終わりとなるのでしょう。しかしこれはゲームでも何でもなく私達国民の生命財産がかかっていることなんですよね。その辺をきちんと理解して真剣に交渉して貰わなければ困ります。

投稿: yoshii | 2011.11.16 23時23分

まるこ姫さま、おはようございます。
コメントは久しぶりですが、
ちゃんといつも拝見させていただいております。

>初めから、アメリカに舐められているのだ。
・・・・・・。
もう言うことがないぐらい呆れています。
ここまで舐められて、怒るどころか、ヘラヘラしているのは、
日本人ぐらいのものですね。
私は日常生活の、いろいろな場面で、
他人に対して、
「アメリカに対してモノがはっきり言えないのは、
もはや、日本はきちんとした独立国家とはいえない」と
主張しますが、誰も彼も、
「お前は、共産主義者か」と言われてしまいます。
関係ないですよそんなこと・・・。

すっかりバカになって、
携帯電話でニコニコ話している間に、日本は確実に、
狙われているんです。
右翼であろうが、左翼であろうが、
国の事を真剣に考えれば、誰の目にも
明らかですよね。

「日本は、まだまだ占領国家だな」
大昔、高校の古文の先生が言っていました。
本当にそうですね。

野田さんも、ヘラヘラ笑っている場合ではありません。
TPP問題は、日本の存亡危機の問題ですよね・・・。

投稿: 河原 | 2011.11.17 06時16分

★ーーこんばんは、 yoshii さん

>みなさん挫折を知らずにエリート街道ましぐら。

昨日の国会版事業仕分けの報道をチラ見しましたが、文科省官僚の、我々との意識のずれは恐ろしいほどでした。
雲の上の人の考えで、特権意識のそのもの。
こんな人達の集合体が、この国を動かしているわけですから、この国が国民の方へ向いていないと言うのが良くわかりました。
庶民の生活の大変さなんて、小指の先ほども感じていないでしょうね。
自分たちは2000万以上年収があって、都心の一等地に相場の何分の一の家賃でのうのうと暮らしている人達ですよ。
特権階級なんですよ。
浮世離れした人達が、アメリカの訴訟社会の厳しさに対応できるか疑問ですし、国益を一番に考えての対応など出来るわけがありません。
国益が侵される一方でしょうね。
弱肉強食のアメリカには太刀打ちできませんって。
TPP参加表明した時点で、アメリカの餌食が決定したようなものです。


★ーーこんばんは、河原さん

お久しぶりです、お元気でしたか。
いつも見て下さっているとの事、本当にありがとうございます。
励みになります。
野田政権以外は、ほとんどの人がアメリカに舐められていると思うでしょうね。
外交に関しても日本人ほど、へらへらして曖昧な文言を発する人種はいないと思います。

>アメリカに対してモノがはっきり言えないのは、もはや、日本はきちんとした独立国家とはいえない

本当にそうですよ。
日本以外の国は、YES・NOがとてもはっきりしていると思いますが、あいまいな言葉や、玉虫色決着がお家芸の日本ですから、どうしようもありません。
私も、右とか左の問題ではないと思います。
自分を主張しなければ、海外では通用しないですよ。
謙譲の美徳や、謙遜など、外国では通用しません。
オバマは、輸出と雇用倍増を発表しました。
どこを見ているかと言えば、大きな市場の日本でしょうね。
そんな事、少し考えればわかりますよ。
私も、いまだにこの国は独立国家ではないと思っています。
国民の意向より、アメリカの意向が強く反映される独立国家なんて、聞いたことがありませんから。

>野田さんも、ヘラヘラ笑っている場合ではありません。

本当にそうですよ。
アメリカに狙われていると、少しは考えていただきたいですね。

投稿: まるこ姫 | 2011.11.17 19時12分

まるこ姫さん、皆さん、こんにちは

アメリカに訂正を要求するのは、当然ことです。
言った言わないの世界になるから、それをしないというなら、アメリカ政府のHPと同じように、アメリカとの協議はこうであった、と公表すれば良いのです。
今後も、日本は外交を秘密にしていて情報を出さず、アメリカが自分たちに都合良いように公表して、日本は追い込まれる、そんな形が見えてきます。
日本国民は、日本政府からでなく、アメリカから情報を得ることになる、そんなことになるでしょう。

ドジョウ首相や外相、経産相も、アメリカが喜ぶようなことを言ったに違いありません。
国益を損なうような条件があれば、TTPには入らないと、ちゃんと言えなかったと思います。
アメリカにノーと言えない、情けない政治家、官僚、いつまで経ってもアメリカ支配から抜けられません。

「センシティブ(重要)品目に配慮しつつ、すべての品目を自由化交渉対象とする」、最後に全てを対象にすると言っているので、アメリカの解釈の方が妥当だと思います。
日本内で、玉虫色の決着は有効ですが、海外では通用しません。
アメリカは玉虫色を逆手にとって、全て自由化だと言ってくるのは目に見えます。
国内向けでも、玉虫色のやり方は、国民をミスリード、国民を騙すやり方で間違っていると思います。

国民皆保険はセンシティブ品目にするが、米は外交案件だから明かすことはできないとドジョウ首相は言っています。
理由は国民皆保険は議論の対象になってないからと訳の分からないことを言っています。
線引きは守りたいか否かで、理由が不明瞭です。
こうやって、すべて、外交で手の内を明かすわけにはいかないということにするのでしょう。
結局、日本の國をどうしたいのか、何を守るのか、の議論をしないまま、国民のコンセンサスを得ないまま、協議に突っ込んでいって、批准する段になって、内容を明かされ、国民が大騒ぎすることになるのではないかと思います。
国民の意志や覚悟が先にあって、それを土台にしての外交です。
国民の議論無く、外交の結果を押しつけられるなんて、民主主義ではありません。

投稿: 愛てんぐ | 2011.11.18 11時51分

★ーーこんばんは、愛てんぐさん

野田さんは、そんな事は言っていないと言っていますが、だとしたら訂正を求めるのが国益だと思いますよ。
訂正も抗議も求めないと言うのは、納得がいきません。
今までも、これからも日本外交は秘密主義者で情報は隠ぺいしていくと思いますが、アメリカの思うつぼですよね。
玉虫色の発言を切り取ってアメリカの都合のよいように発表していますが、日本は本当に弱腰です。
おっしゃるようにアメリカから情報をえる日本国民。
なんと情けない姿でしょうか。
今になって、経産省の問答集が出てきましたが、アメリカに媚びたんでしょうね。
普通、日本の国益にかなっていなければ、TPPには断固入らないと言うと思いますが、この国の官僚、政治家は、国益など関係なくアメリカの意向が優先します。
安全保障と、経済とは別物と思いますが、安全保障があるから言えないのか、なんとも情けなくて涙が出てきます。

>日本内で、玉虫色の決着は有効ですが、海外では通用しません。

日本国内ではいつもあいまい、玉虫色、先送り、これが日本の政治家の実態です。
自分の代で決断をしない、責任が生じることは常に先送りです。
アメリカは、本当に戦略が上手です。
日本の玉虫色を逆手に取ってアメリカの都合のよい発表をしています。
国内と国外でこんなに違う言動は、二枚舌の何物でもありません。
国民をだます手口ですよね。
のださんは、外交の戦略として今は何も明かせないと言っていますが、そもそも日本にそんな戦略があったのでしょうか。
私たちの知らないうちに、どんどんアメリカ国内のルールを適応されていくのでしょう。
おっしゃるように、批准する段取りになってすべてが分ったときは、ものすごく国民に不利益なルールになっているのだと思いますよ。
ビジョンもなければ、戦略も無く、グランドデザインを描ききれない首相に、外交など出来るものですか。
ホント,この国はアメリカの属国化まっしぐらですね。

投稿: まるこ姫 | 2011.11.18 17時16分

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