安倍総裁が大学不認可で田中文科相を批判をしているが
田中大臣が唐突に、来春開校予定の3大学を不認可にした事で
大騒ぎになっている。
自民党の安倍総裁が、田中大臣を厳しく批判をしている。
>大学不認可で田中文科相を批判=安倍自民総裁
時事通信 11月5日(月)11時51分配信
>民党の安倍晋三総裁は5日朝のTBS番組で、田中真紀子文
部科学相が大学設置・学校法人審議会の答申を覆して3大学
を不認可としたことについて、「既に決めたことをこんな形で急に
変更するのは間違っている」と批判した。
安倍総裁が批判する通り、田中大臣の唐突とも思える後先考え
ずの発言は3大学に関しては準備に多額の資金を投じたり志望
していた生徒の進路など考えれば、いくらなんでもあまりに理不
尽な仕打ちだとは思うが。。。。
そもそもの発端は、自民党政権時の政策の不備によるものでは
ないか。
10年以上も前から、少子高齢化は急激に進んでいたし、危機
感も叫ばれていた。
少子化を止める政策は打たれず、だれが考えても、少子化はま
すますひどくなるだろうと予測できた。
不思議な事に、そんな中、大学行政の規制緩和をして、大学を
創設しやすくしたのは自民党政権で、子供は少なくなる一方で、
大学は増える一方では、素人が考えても経営が早晩、行き詰る
だろうと考えられる。
苦戦しています、うんうんと思ったらクリック宜しくお願い致します。
現に、既存大学の半数が定員割れだと言う。
これからもますます、その傾向が強まるだろう。
最後の決定権が大臣にあるとしても、大学を答申する大学設置・
学校法人審議会なる組織が、ほとんどが大学関係者で成り立
っていると言うし、お手盛りの答申だと想像がつく。
これから、この国の少子化は拍車をかけるように進んでいくだろ
うし、今までのやり方では通用しない時期に来ている。
どれだけ大学を作って、社会が大卒者ばかりになっても、就職で
きないようではねえ。。。。
一昨日もNHKを見ていたら、、アメリカの有名大学を卒業した学生
でさえ正規社員になれなくて、アルバイトで働いている時代だと報
道していたが、日本だって同じような傾向になっている。
もう大卒の看板だけでは就職できる保証がないのだ。
自民党政権は既得権益者たちを肥え太らせてしまった。
自民党は、田中大臣のわがまま、唯我独尊ばかりを非難する構
図になっているが、自分たちのしてきた政策のつけが、今回って
きて深刻な状態になっている事を、なんと考えているのか。
ちゃんと総括をしているのだろうか。。。。
私は、自民党が政権を取ったとしても、適切、適正にこの国を導
く事が出来るとはとても思えないのだ。
それを考えると余計に絶望感や閉塞感ばかりが漂う。
| 固定リンク | 0
コメント
確かに、自民党政権時代から放置されていた問題で、しかも小泉政権下において、競争の原理が取り入れられ、より収益の悪化した学校も多いのではないでしょうか。
少子高齢化への対応を怠ったのは自民党ですので、勝手な言い分のようにも受け取れます。
しかし今回の田中大臣の発言は唐突過ぎます。
方針そのものに異論は有りませんが、現在進行形の部分とビジョンをごちゃまぜにして、要は自分が目立ちたいだけのような気もします。
いずれにせよ、自民党政権下、民主党政権下でも、迷惑を被るのは国民と言う事だけは一致しているようです。
秋田の美術学校には、是非とも行きたいという学生もいるようですので。
投稿: サクラ日記 | 2012.11.06 07時40分
まるこ姫さん、皆さん、こんばんは
「過ちては則ち改むるに憚ること勿れ」と言います。
自民党下の規制緩和策で、少子化が進むのにもかかわらず、どんどん大学を認めてきたことには、誰もが問題があったのを、張本人の自民党すら認めている人もいます。
その為、補助金が不適正に膨大になっているとか、今後倒産が必至だとか、官僚が天下りしているとか、システムの問題点が挙げられています。
システムが誤っていると分かれば、即座に正すのは正しいやり方だと言えます。
そのまま、認めれば誤りを肯定することになります。
そのまま、開校して、数年で潰れ、生徒にとって問題になることだってあります。
誰もが誤りと分かったときは、誤った方法でも田中大臣の所為にして認めるのか、誤った方法と認めて、開校を認めるのか、或いはどう是正するのか、そういう議論の方が大事だと思います。
不思議に思ったのが、認可が認められていないのに、パンフレットを刷ったり、入学希望者の説明会を開いたり、さらには申請当初に、施設計画を決定し、校舎を建設したりしていることです。
これらのことは、認可が認められてから進めるのが常識と思います。
文科省は中味を追認するだけだったように思えてきます。
文科省の指導行政に疑問を感じます。
審議会もイエスマンの集まりなんでしょう。
投稿: 愛てんぐ | 2012.11.06 16時16分
★ーーこんばんは、サクラ日記さん
今ほとんどの政策で苦慮しているのは自民党政権下からの重いツケですよね。
そのツケを少しも改善しないのが民主党ですが、もともとを言えば自民党にも大きな責任があるわけですよ。
少子高齢化も、ずいぶん前から言われていたと思いますが、自民党政権は対応する気が無かったのか、対策を売ってきませんでした。
今更、田中大臣を批判するのも、どうかと思いますよ。
田中氏真紀子が、後先考えずの発言が批判を浴びていますが、提議した意味はありますよね。
>現在進行形の部分とビジョンをごちゃまぜにして、
そうなんですよね。
今解決する問題と、これからの方向性などごちゃごちゃにしているから、ぐちゃぐちゃになっていますが、教育行政の根も深かったですね。
何だか既得権益ばかりが、はびこっているように感じます。
知らぬは国民なりでした。
そして迷惑を被るのも国民です。
どう、落とし所を探るのでしょうかね。
★ーーこんばんは、愛てんぐさん
自民党政権下での規制緩和の結果が、大学乱立と言う、少子かなのにおかしなことになっています。
少子化が叫ばれて長い年月がたちましたが、大学乱立で私学補助金をあてにして既得権益者が税金をむさぼる構図が出てきましたね。
定員に満たない大学が半数にも上り、審議会も形骸化している現在、システムは疲弊しつくしています。
ツケが今、どかんと来た様なものです。
>そのまま、開校して、数年で潰れ、生徒にとって問題になることだってあります。
元スケート王者の清水氏がこのような発言をしていましたが、それも一理ありますね。
この際、仕方がないからと開校しても早晩経営が行き詰る恐れは十分ありますから、どうやったらこの国の教育行政が正常になるのか、大議論が必要だと思います。
田中真紀子の性格を攻撃してそれで終わりでは、せっかくの定義の意味が無くなります。
どうもこの国の行政は、○○審議会が錦の御旗のようですね。
初めからありきの審議ではないでしょうか。
だからこそ、まだ認めらていないにもかかわらず学生を募集してみたり、説明会を開いたり、開校は初めから決まっていたのかと思います。
諸悪の根源は、○○審議会のお手盛り答申ではないでしょうか。
投稿: まるこ姫 | 2012.11.06 17時34分