福島原発汚染処理水、貯蔵限界迫る!
安倍首相は所信表明演説で、原発のげの字にも触れなかったし
国会での代表質問の際、維新の会の平沼氏は、原発に関しての
質問を、質問時間が無くなったからとの理由で飛ばしてしまった。
あれほど悲惨な福島原発の事故を軽く考えているのか、自民党
も、維新の会の石原氏も、特に経団連などは、原発なくしてこの
国の経済は成り立たないと公言してはばからない。
最近、ほとんど原発事故のその後が報道されないようになった。
大手ゼネコンや下請け機関が、除染した物質を川に垂れ流して
いた件は、少しは報道されたが、事故後2年近くもたてば、どんど
ん報道が先細りになってくる。
私達は、報道されなくなるともうすでに解決済みかの様な思いに
なってしまうが、原発事故の処理は未だ続いている。
東京電力は福島第一原発の高濃度汚染水を処理した大量の水
を海洋放出する事を検討し始めたそうだ。
敷地内に水をためるタンクの増設に限界が見えてきたためとし
ている。
東電は、ほとんどの種類の放射性物質を法定濃度未満になるま
で除去すると言うが、本当にそれが出来るのか。
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例えできたとしても、東電の隠ぺい、我田引水的体質を見てきて
にわかには信じられないし、どれだけの人々が迷惑を被ったか。
高濃度の汚染水が海に漏れていた事もあったし、低濃度の汚染
水を意図的に放出していたこともあった。
当時、地元漁協は暫定基準値を超えるセシウムが検出されて漁
業自粛に追い込まれているから、東電に対しては不信感ばかりが
募るだろう。
風評被害まで入れると被害金額は計り知れない。
汚染水は一日400トンずつ増えて、大半はタンクにためる以外な
いと言うから、早晩パンクする事は必至だ。
自民党は原発を推進してきて、今度の福島事故後も参院選まで
は安全運転で行くのだそうだ。
だから原発に関しても当りさわりのない事を言い、核心的な事に
踏み込まない作戦なんだろうが、それにしても福島の少女との交
流を美談にして綺麗ごとばかり言わずに、原発事故後の未だに
収拾がつかない現実を直視すべきだ。
東電は、汚染水を海に放出したい、漁協は絶対に認めず。
しかし、永遠にタンクにためるわけにもいかず、貯蔵できなくなる
日が必ずやってくる。
そうなった時に、政府はどうするのだ。
使用済み燃料棒も増える一方だし、最終処分場も未だ決まらず
それでも現実を直視せずに推進して行くつもりなのか・・・・・・
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