「再稼働に向け電力4社、地元経済好転へ歓迎」だって
自民党が政権を取って半年以上が過ぎたが、元々国策として原
発を推進してきた党だけに、原子力ムラも、原発周辺地域も早く
原発再稼働にならないかと首を長くして持っていただろう。
原発関係者にとって、新規制基準が施行された8日は待ちに待っ
た日で、4電力会社が5原発10基の再稼働に向けた安全審査を
申請した。
> 福井・原発安全審査 期待と不安交錯 地元経済好転へ歓
迎 産経新聞 7月8日(月)15時27分配信
>原子力発電所の新しい規制基準が施行された8日、関西電力
をはじめとする4電力会社が早期再稼働を目指して原子力規制委
員会(田中俊一委員長)に安全審査を申請した。関電の大飯、高
浜両原発を抱える福井県や、四国電力の伊方原発のある愛媛県
の地元では、再稼働による経済効果に期待する声と、万全な安全
対策を求める慎重な声が上がった。
>野瀬豊町長は「早期に安全審査を求めていた立場から、新基準
施行後に直ちに申請がなされたのは喜ばしいこと。遅滞なく審査
を進めてほしい」などと歓迎のコメントを発表した。
福島原発の大事故が、もう何事も無かったかのように過去に葬り
去られようとしている。
ほとんどの原発が活断層の上にあることだって、電力会社の独自
の調査で全否定されている。
何だか嫌な展開になってきた。
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地元は、経済のためならと諸手を挙げて歓迎のようだが、地元の
人達が喜ぶ姿はそれはそれで当然なんだろうが、一方、とても嫌
な感じを受ける。
着々と、再稼働が現実のものになってきている。
もう、半年もしたらどこの原発も、再稼働で大喜びの姿が見受けら
れるのだろうか。
民主党政権下で開いた公聴会、パブリックコメントはなんだったの
だろう。
国のトップが前のめりで、他国へ原発を売り込みに出かけ、電力
会社は、原発以外のエネルギ―や、廃炉だと電力料金値上げを
せざるを得ないと、選択肢のない電力使用者を恫喝する。
経団連は、原発が無くなったら企業が海外に逃げるだとか、安定
供給のためには原発は絶対必要だとか、詭弁を弄する。
その論理は破綻しているにもかかわらず・・・・・
そして地元は、原発再稼働で経済が活性化すると諸手を挙げて
賛成する。
この国は何も懲りていないのだ。
もう、何事も無かったかのように再稼働への空気になりつつある。
政府、電力会社、財界、地元、この人たちのスタンスは、未来永
劫再稼働のスタンスだが、本当にそれで良いのか。
いつまでこの狭い島国で、原発に頼るつもりなのか。
福島大事故の悲惨さを見たら、変わろうとする政治家なり、原発
関係者なりがでてくると思ったが、何も教訓になっていなかった。
為政者に取ったら、国民の声なんて少しも響いていなかった。
トルコの国民デモを政府が制圧する、どこの国も権力者は国民
の生活など考えていない。
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コメント
まるこ姫さん、こんばんは∈^0^∋
原発の補助金やら、雇用やらで、地元を麻薬漬けしているのですから、もはや原発が稼働しないと、自治体も関連業者も禁断症状が出てしまうと憂いことですね。
これも自民党政権と官僚の巧妙な策略です。
要するに原発の薬漬けといってもいいでしょうね。
お馬鹿な自治体の首長はもらえるものは貰って、バカのように使ってしまうものだから、もう、ないとどうしようもない財政状態になる。
あきれたものですね。
くまさんことくまボンでした。ではでは(^.^)/~~~
投稿: くまさん | 2013.07.08 18時39分
★ーーこんばんは、くまさん
自民党も、官僚も、うまい手を考えつきましたよね。
補助金漬けにしてしまえば、どんな危険な原発でも反対をしないと踏んでいたのでしょうか。
案の定、原発が停止したら、早く稼働させろ、させろと大変でした。
どんなに危険な原発でも、麻薬のようなものです。
一度その味をぼえたら、手放す事が出来ないってことですね。
今でも、禁断症状で大変です。
その地方の人は補助金をもらってよいでしょうが、一度事故が起きたら、補助金関係なく被害が拡大する理不尽さを考えていただきたいですね。
この補助金制度は、蟻地獄か、底なし沼にはまったも同然ですね。
抜け出す事が出来ないのですから。
投稿: まるこ姫 | 2013.07.08 20時01分
これら一連の問題を解決する方法の一つとして、やはり地方分権が挙げられると思います。
中央の交付金目当てで経済を維持してきた町にとっては、原発再稼働による交付金は喉から手が出るほど欲しいお金でしょう。
近年の日本は少子高齢化が叫ばれてましたが、それでも1億2千万人が居ます。
しかし向こう数十年の間に随分と人口が減る予想になってます。
そんな状況において、且つ現状において地方が税金によって潤う事は日本国全体にとって相当な負担となる可能性が有ります。
金で地元の経済を操るとような方策は、もはや終焉を迎えるべきですが、安倍自民党はそれを押し進めてます。
原発の問題はイコール日本が抱える大問題と相違ないと言えるでしょう。
この辺りの審判を国民が下すべきなのですが、全く期待できない状状況です。
地方の特に地方は、不便さを受け入れその中での生活を満喫するようなそんな思考にならないと、この原発問題を含め、あらゆる議案が良い方向へ向かわない気がしてます。
極論ですが、生命維持に係る問題は除外し、地方は不便を受け入れ、便利な生活がしたい人は都会に出よ、その位の決断をしないとあらゆる問題は解決しないと思います。
投稿: サクラ日記 | 2013.07.08 20時28分
★―ーこんばんは、サクラ日記さん
中央の補助金や交付金が地方の財政にとって重要な財源になっているわけですから、原発を停止されたら大変なのは良くわかります。
そして今度、再稼働になればまた従来通りの財源が出来るわけですから、首長連中にしたら待ってましたのお金ですわね。
これから人口は減る一方で税収も減るのは当然だと思いますが、一方、もうすでに莫大な権益が出来上がっています。
誰もがその立場に立てば失いたくない一心でしょうが、それでも手放してもらわなくては、立ちいかないんですよね。
私達の税金が地方への分担金で、ますます負担が増しますよね。
安倍政権は、札びらで地方を意のままにしようとしていますが、そのシステムも疲弊しているのだと思います。
古き自民党のやり方では、この国は再生できないといっても過言ではないのでは?
原発ばかりではなく、基地問題もそうですものね。
金で何事も解決の時代ではないと言う事ですよ。
私思うのですが、原発は都会の電力を過疎の村が交付金をらい賄っている構図だと思うのですが、原発が必要だと言う人達は、都会の電力は都会で作って欲しいです。
首都圏は首都圏に原発を作り、大阪は大阪の中に原発を作る、そのくらいの事をしなければ、いつまでたっても原発が必要だと、エゴを押し付けるのだと思いますけどね。
それにしても、交付金漬けは麻薬のようなものだと思います。
その体質から抜ける事など至難の業ですからね。
投稿: まるこ姫 | 2013.07.08 21時27分