朝鮮人虐殺、松野官房長官「政府記録なし」ここまで来た政府の隠蔽体質
もう、どいつもこいつも事実を事実と認めたら死ぬ病にかかっているのではないか。
今年は関東大震災(朝鮮人虐殺)から100年の年に当たる。
本来なら、こういう人種差別や偏見を改める為にも、政府が一丸となって国民に周知徹底させなければいけないのに、肝心の政府はもう、歴史修正主義でなかった事にしようとしている。
松野長官の見っともなくも見苦しい発言は岸田政権の他人事体質を表しているのではないか。
>朝鮮人虐殺でコメントせず 松野官房長官「政府記録なし」 8/30(水) 12:53配信 共同通信
> 松野博一官房長官は30日の記者会見で、関東大震災当時の朝鮮人虐殺について「政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない」と述べ、コメントを避けた。反省や教訓の言葉もなかった。関東大震災は9月1日に発生100年となる。
れっきとした事実に基づくものとして公文書にも残っているのに、反省や教訓の言葉もなかった?
はあ?
一国の政権が、勝手に歴史を修正しようとしている。
今年の6月、杉尾秀哉、福島瑞穂の質疑で国に資料が残ってることが明らかになったそうだが、この公文書は防衛省防衛研究所に保管されているそう。
国会で質疑をするまでもなく朝鮮人虐殺があった事は多くの人が知っているし、沢山の書籍でも伝えられれてきた。
ネトウヨお得意の風評被害ではない。
小池都知事が例の如く、追悼式典に追悼文を送ることを拒んできたが、今度は政府が朝鮮人虐殺を無かった事にしようとしている。
どういう国なのだろう。
どんな嫌なことも、目を覆うようなひどい事象もあった事はあった事、なかった事にはならない。
ところがこの国の自民党政権は、小泉総理の時にその芽はあったが、安倍以降、自分達の見たくない物は見ない事として、公文書やデータの改ざん・捏造・廃棄を平然と答弁している。
閣僚も官僚も、悪びれる気持ちは微塵も感じられなかったが、国としてこれでよいのだろうか。
知らない間に無法者国家に。
安倍的体質に慣れたのか、最近では誰も驚かなくなってきた。
もう、自民党は保守政党ではなく、極右と言ってよい程、理屈や道理が通じない政党になって来た。
政府の一員である官房長官のこの言葉は唖然とするものだ。
知っていて知らない振りは当然の如くやって来たが、誰一人責任を取る気持ちが全く感じられない。
その内には、自分達の失言や問題答弁など、なかった事にするためにすべて隠ぺいや廃棄をしてしまうのではないか。
そのくらい、程度が低くなってきた岸田政権だ。
まさか内閣の一員が公の席で歴史を修正してしまうとは思っても見なかった。
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