「岸田総理“安倍派5人衆”の交代を検討」松野官房長官、更迭は「ない」

自民党の場合、「検討」と言ったらやけに進みが遅い。
「考えた」というアリバイ作りに使ってきた「検討」という日本語。

今回、安倍派の裏金作りにかかわって来た安部派５人衆の交代も検討と報道され、その前には「松野官房長官更迭」とも報道されていたから、松野はすぐにも更迭されるのかと思っていたら、松野官房長官は「更迭はないです」

＞岸田総理“安倍派5人衆”の交代を検討　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　12/10(日) 16:14配信　テレビ朝日系（ANN）

＞岸田総理大臣が、松野官房長官に加えて政治資金を巡る疑惑が持たれる安倍派のその他の閣僚や自民党幹部についても交代させる方向で検討に入ったことが分かりました。
＞安倍派の政治資金パーティーを巡り、キックバック分を収支報告書に記載していなかった疑いが持たれる松野長官について、岸田総理大臣は更迭する方針です。

＞松野氏「今まで同様職責果たす」　更迭は「ないです」　自民裏金疑惑　　　　　　　　　　　　12/11(月) 9:59配信　毎日新聞

＞首相から更迭の話があったかとの問いには「ないです」と話した。

松野官房長官が、「更迭の話があったのか」と聞かれて「無い」と答えた時は本当にびっくりした。

はあ？
唖然としてしまったわ・・・・

普通はこの裏金問題で上へ下への大騒ぎになり、総理も５人衆に引導を渡すために呼びつけるなりなんなりして、すぐにでも話を持っていくと思っていたが、世間の大騒ぎとは裏腹に、岸田はいたってのんびりしているようだ。

裏金の５人衆のだれに聞いても、「職責を果たす」と言っていて、その役職に居座るつもりのようだし。

どれだけ図々しいのか、本人たちの危機意識が全く感じられない。

それこそ、この５人衆が何事もなく役職に居座れたとしたら、自民党と言う反社集団にこの国を乗っ取られたといっても過言ではない。

しかも記者が、５人衆の西村に聞いても、世耕にインタビューしても、本人たちは「適切なタイミングで適切な時点で説明したい」

すごい言い逃れ。
いつが適切な時点なのかと聞いても答えないし、適切なタイミングというのも曖昧模糊としている。

結局、その言い訳で逃げ切るつもりなのかもしれない。
と思っていたら岸田まで「適切なタイミングで適切な時点で説明したい」と言い出していて自民党内では「適切なタイミングで適切な時点で説明したい」が申し合わせ事項になっていたという事のようだ。

やっぱり言い訳のテンプレートを作ったか。
だから誰に聞いても金太郎あめのように同じ文言の繰り返しで、それを聞くたびにイライラしてくる。

「お答えは差し控える」「 適切な時期にしっかり説明したい」で逃げ切るつもりじゃないか？
この先すぐに国会が閉幕することからしても自民党は一服したいはずだ。