事前に「東京地検、週前半にも安倍派家宅捜索へ」証拠隠滅を奨励している？

本当に変な話じゃないか。

家宅捜索に入るのなら、ある日突然、抜き打ちでやるのが鉄則だと思うが、どこのメディアも事前に検察の捜査状況を教えるかのように「今日、明日にも家宅捜索がある」と報道する。

そして今回も「東京地検特捜部、週前半にも安倍派家宅捜索へ」の見出し。

裏金作りの派閥に対して、検察が入る前に証拠隠滅をしてくださいと言っているも同然のメディアの報道はなんなのか。
いつものこの手の報道が横行していてすごく変だと思って来た。

検察もいっちょ噛んでメディアに報道させているかのような感じすらしてくる事前告知。

＞東京地検特捜部、週前半にも安倍派家宅捜索へ　
　　　　　　　　　　　　　　　　12/17(日) 17:35配信　共同通信

＞自民党安倍派の政治資金パーティーを巡る裏金疑惑で、東京地検特捜部が週前半にも政治資金規正法違反の疑いで派閥側の関係先への家宅捜索に乗り出すことが17日、関係者への取材で分かった。

関係者とは検察か。
足を使った裏どり取材もせず、検察のリークを鵜呑みにして報道するのが日本のメディアで、陸山会事件で体現してきたことだ。
あれは酷かった。
あることない事書き立てていたが、あれも検察のリークをそのまま記事にしてきたと言われている。
そりゃあ簡単に済むかもしれないが、権力の一方的なリークを記事にして本来のメディアの役割が果たせるのか。

しかし下野した自民党が政権を取ってからは、政治家と検察はお互いにウインウインの関係で正義を貫く姿勢が感じられない。。

そして日本のメディアも及び腰状態が続いている。。
家宅捜索される側としてはありがたいだろうが、国民感情としてはメディアも権力側（自民党）と繋がっているいるのではないかとの疑惑はすごいある。

小渕優子に対して政治資金規正法の疑いで家宅捜索が入ったは良いが、小渕側がパソコンをドリルで破壊してデータを使い物にならなくしてしまったのも、事前に告知報道されたからではないか。

結果、小渕は不起訴になった。

そしてこの報道。

裏金作りの派閥に対して、検察が入る前に証拠隠滅をしてくださいと言っているも同然のメディアの報道はなんなのか。

一般人には、突如の家宅捜索で（それが当たり前なのだが）すべての証拠を奪われてしまう。
対して、政治家の場合は検察がリークし、それをメディアが報道するという事前通告で証拠隠滅をしやすくしている。

メディアも第4の権力と言われるように、政治、検察、メディアはお仲間意識が強いのかもしれない。

腐臭漂う泥沼のような色んな権力が一体化して国民を欺く。

国民はなすすべも無く権力の横暴ぶりを見せつけられて行くでは何とも情けい。