岸田、政策活動費「政治の自由、秘密侵害や党の戦略露呈の恐れ」大仰な

名目「政治活動費」が裏金の温床になっていると多くの人は思っているが、政権与党の人間は「裏金」と言う言葉を極端に嫌う。

国会で野党が、収支報告書への不記載を裏金と呼んだだけで、与党が抗議を申し込むという異例の事態にも陥っている。

一般人から見ても、収支報告書への不記載＝裏金と言う認識だ。
政権与党だけ、裏金ではないと言い張るが自分に甘い証拠のようなものだ。

やましいところがなければ、きちんと記入すれば済む話なのに、自民党議員の多くは不記載が目立つ。
そして安倍派幹部が起訴されなかった途端、みんなが「不記載自白」が大流行している。

そして国会で、立憲の岡田が「政治活動の自由」とは何なのかを質したら、岸田の口から驚くような答弁が。

＞【速報】岸田首相が政策活動費の理由「政治の自由」を説明　「秘密侵害や党の戦略露呈の恐れ」
　　　　　　2/5(月) 15:47配信　FNNプライムオンライン（フジテレビ系）

＞岸田首相は「使途を広く公開すれば、我が党の活動と関わりのある個人のプライバシー、企業団体の営業秘密を侵害するということ、党の戦略的な運営方針が他の政治勢力や諸外国に明らかになったりすることで不都合が生じるということを言っている」と説明した。

企業の営業秘密だとか、党の戦略的な運営方針だとか、しっかり崇高な政治活動をしているみたいに言うが、議員がやっていることは、贈収賄や、選挙の時の買収費用や、裏金をくれた相手がいかに喜ぶかを考えた発信（杉田水脈を見ていたらよくわかる）で幅広く国民を相手にしているわけでもない。

岸田はやたら大仰な話をしているが、結局は、付き合いのある企業や団体からいくら献金を貰ったかを言いたくないだけの話じゃないか。
そもそも自民党の体質は献金の高で政策が決まるという「地獄の沙汰も金次第」政党だから。。。
だから大企業を優遇するような政策が目立つのじゃないか？

そもそも金のかからない政治を目指していたはずの政治家が、いつの間にか「政治には金がかかる」と御用政治評論家が言い出し、国民も信じてきた経緯があるが「政治には金がかかる」のではなく「選挙には金がかかる」が正しい。

日ごろから選挙区の冠婚葬祭には目を光らせ金を落とし、県会議員、市会議員にも金をバラまけば、いくら金があっても足りないのは当然の話じゃないか。

広島の河合事件でも分かるように金で票を買ってきた自民党。

自民党が「金のかかる政治」を目指し、既得権益者たちが常に当選するような戦略を練って来たからこそ、ここまで日本は衰退したともいえる。
個人での新規参入ができない仕組みになっている。

そして岸田は、まだ企業団体の営業秘密とか、党の運営方針が他の政治勢力や諸外国に明らかになれば不都合が生じるとか，訳の分からない詭弁でゴネまくっている。
総理がこれだけ後ろ向きでは・・・・

この答弁で「政策活動費」も見直す考えがない事が良くわかる。
「政治刷新本部」の聞き取り調査だって、ほとんどの議員がまともに答えていないそうで。

自民党の場合、自分たちの持っている権益を絶対に手放さない。
これでは政治がよくなるわけがない。
後は有権者の政権与党に対する厳しい姿勢だが、のど元過ぎれば熱さ忘れる国民性が故にいつまでたっても自民党好きだけが投票して、それ以外は棄権する国になっている。
投票率が如実に物語っている。