「米国産コメ輸入拡大を」トランプ関税の交渉カードに？

自民党は軍事力の安全保障ばかりに固執しているが「食の安全保障」は人の生死を分ける意味でもとても重要な安全保障だと思う。

去年から今年にかけて、国民の主食であるコメ販売の棚からコメが消えてしまった。
政府はその場しのぎの言い訳ばかり用意して発信していたが、今となってはその言い訳もほとんど政府の情報操作ではなかったのか？と思うほど、コメの紛失状態が続いている。

そして、当然恐ろしいほどコメ高騰で例年の2倍以上の値段にまでなっていて、価格が下がるどころか政府が備蓄米放出を発表しても下がる気配がまったくない。
いくら日本人がコメを食べなくなったと言っても、減反したら補助金を出す自公政権の国策は絶対に間違っていると思う。

有事の際、コメがあれば何とかしのげるのではと思う事から、減反・減反ではなく米を作る方に補助金を出しコメ農家を守る政策が必要なのではと去年から今年にかけての「れいわの米騒動」でつくづく思う今日この頃。

日本人の主食であるコメは補助金を出してでも守らなければいけない政策だと思う。

それなのに、政権の一部からは「米国産コメの輸入拡大を」と日本の農業を壊滅させようとしているかのような発言が出てきている。

＞「米国産コメ輸入拡大を」トランプ関税の交渉カードに？　「いい時期に訪米」石破総理 　　　　　　　　　　　　4/21(月) 10:51配信　テレビ朝日系（ANN）

＞先週、日本が世界に先駆けてアメリカとの関税交渉に臨みました。日本政府の一部からは「アメリカ産のコメの輸入拡大を交渉のカードにするべきだ」という声が上がっています。

本当にバカかと思うほど単細胞なのが、自公議員、そして優秀であるはずの官僚たち。

今、コメが足りないからと米国産のコメの輸入拡大をしたら、その場は良いだろう。
が、日本産のコメと比較したら格段に安い米国産コメは買う人が続出するかもしれないが、高い日本米は売れなくなる。
そうなれば離農に拍車をかけることになる。
政府は日本の農業を潰したいのか。

なんで主食であるコメをトランプとの交渉のカードにするのか。
トランプ関税交渉でコメ農家を翻弄していたら、どんどん農業従事者がいなくなるのは当然の話だ。

今はコメが足りていないから他国からでも安いコメを買いたい心境になるのは分かるが、それを国と国との約束にしてしまったら日本の農業は壊滅状態になってしまう。

しかも相手は傍若無人であり無法者のトランプだ。

自国に都合の良い解釈しかせず、日本を従属国・格下国と思っている米国からしたら、自国の農業が豊作の時は買え買えと迫り、不作に陥れば何一つ回してこなくなる恐れ十分だ。

そんな俺様体質の国にへこへこ愛想を振りまく必要は何もない。

ましてや「アメリカ産のコメの輸入拡大を交渉のカードにするべきだ」は大反対だ。

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