検閲と引き換え「万博取材拒否から一転、赤旗に許可証発行へ」

「赤旗」を万博内で取材をさせないように「出禁」にしていた日本国際博覧会協会。
この「日本国際博覧会協会」は言わずと知れた悪名高い「万博協会」

今時、正当なメディアに対してこんな時代錯誤な「出禁」がまかり通るのも変だと思っていたが、世間の批判を浴びたせいなのか万博協会は、取材・撮影内容を事前に提示することを条件に許可証を発行するというから、こちらもすごい。

「取材・撮影内容を事前に提示することを条件に」という事は、現代のいわゆる検閲だと思う

＞万博取材拒否から一転、赤旗に許可証発行へ…取材内容の事前提示を条件に　4/18(金) 19:38配信　読売新聞オンライン

＞日本国際博覧会協会は１８きっかけに日、共産党の機関紙「しんぶん赤旗」に大阪・関西万博会場での取材許可証を発行する方針を決めた。同紙は、９日の報道機関向けの内覧会などの取材を協会から拒否されていた。
＞万博協会は内覧会などの取材拒否の理由について「特定の政治、思想、宗教等の活動目的に利用されるおそれがある」としていた。協会関係者によると、取材・撮影内容を事前に提示することを条件に許可証を発行する

しんぶん赤旗は、文春と同じく、社会に問題提起をしている正統派メディアで、大手メディアが権力に忖度して報じない事もきちんと報じる新聞で、私たちはこの「しんぶん赤旗」によって権力の暴走を知るきっかけにもなって来た。

最近話題になっている「ネットメディア」とは違って信用もできるし、取材力には定評がある機関だ。

万博協会側は、文春やしんぶん赤旗に取材されることを嫌がっているのだろうとは想像がつくが、憲法にも書かれている「報道の自由」を侵害することは、許されない行為だと思う。

事前検閲だって、本当に民主主義国家なのかと思うほど今の時代にあっていない。
ファシズム的な思考がチラチラする。

しかし、万博を盛り上げまくる大手メディアにはすんなり取材を許可しておきながら「しんぶん赤旗」にだけは「特定の政治、思想、宗教等の活動目的に利用されるおそれがある」から「出禁」と言うのは、色眼鏡でしか物事を見ていないからではないか。

しかも赤旗にだけ「取材・撮影内容を事前に提示することを条件に許可証を発行する」と条件を付けるのも不公平だ。
大手メディアと同じ扱いをするべきじゃないのか。

どうも万博協会は、「しんぶん赤旗」に不正を報道されるのを警戒しているのではとも思えるし、国民に知られたない不祥事などもたくさんあるのではないか？と勘繰りたくなる。

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