法務局『杉田水脈の投稿「人権侵犯」認定』しかし党は杉田を野放し
杉田は、故安倍に守られ重用されてきた。
よほど、杉田が使い勝手が良かったのか、ことが公になっても叱責らしい叱責もせず野放しにされてきた感がある。
それで図に乗っていたのが杉田で、公僕である政治家が民間人を、しかも弱い立場にある人間をこれでもかと叩いてきた。
自民党の場合、身内の議員がどんな不祥事をしようが頭を低くして、その場をやり過ごせば国民は忘れてくれると思っている。
しかしこれは自民党の特徴で、ドリル優子として名高い小渕優子を復活させてみたり、木原も違う部署に堂々と長用したり、萩生田もいまだに要職についている。
そして、政治家でありながら弱い立場の人間を誹謗中傷し叩き続けてきた杉田水脈がようやく札幌法務局で人権侵害と認定された。
>杉田水脈議員の投稿「人権侵犯」認定 札幌法務局、本人に啓発 ブログでアイヌ民族侮辱 9/19(火) 22:51配信 北海道新聞
>自民党の杉田水脈衆院議員がブログなどでアイヌ民族を侮辱的に表現した問題について、札幌法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定し、杉田議員側に人権尊重への理解を求める「啓発」を行ったことが19日、分かった。
元維新、現自民党の杉田水脈も、野放しにしてきた党も、まったく人権に対してのレベルが低すぎる。
現国会議員が、民間人の伊藤詩織氏に対する、いわれなき誹謗中傷も度が過ぎたが、アイヌ民族に対する敬意のかけらもない侮辱表現は、だれが考えても行き過ぎの部類で、法務局が「人権侵犯の事実があった」と認定するのも当然の話だ。
それでも、過激な発言で極右を喜ばせ続けてきた杉田に「人権尊重への理解を求める啓発」を行っても根性が根っから腐っている人間に何を言っても改めるわけがない。
しかし無駄だからと言って野放図にしておいてよいわけがなく、本来なら政権与党である自民党が離党させるなり、議員辞職の呼びかけなどしなければいけないのに、この杉田を、つい最近まで総務政務官に重用していたのが岸田だ。
その岸田が国連で、「人間の尊厳が守られる世界が重要」と演説したそうで。。。
だけど会場はガラガラ他国は日本の評判も現状も知っているからか。
しかも総務省といえば、ネット中傷を監視する省庁なのに、そこの政務官がネットで誹謗中傷を繰り返してきた杉田だなんてものすごいブラックジョークだ。
やっぱり上も上なら下も下で、同じような人権に無頓着な人間の集合体のようだ。
法律を作る立場の政治家がこれほど人権感覚がないというのは本当に不幸な話だ。
しかも長年政権与党。
だから夫婦別姓にも、LGBTQに対する法案も、改正入管法にしても、いまいちピントがずれているというか、世界の流れに全然追いつけない。
自民党が政権の座にいる限り、国民を幸せにするような国にはならないと思う今日この頃。
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